miniピアゴ

miniピアゴ(ミニピアゴ)は、株式会社99イチバが運営する小型スーパーマーケットである。ユニー系列の生鮮コンビニ(当初は100円ショップ業態)として設立され、創業時の店名は99イチバ、のちにみんなのイチバであった。2020年4月1日からはユニーグループを離脱し、G-7ホールディングス傘下となっている。

概要

首都圏ドミナント出店を行っており、2020年現在、東京都東京23区内・多摩東部)、神奈川県横浜市川崎市)で店舗を展開している。立地の特色としては、都心部の雑居ビルマンションの1階部分に50(約165m2)前後の小型店舗を出店することが多い。このような業態はイオンが運営するまいばすけっとにも類似する。かつては多くの店舗が24時間営業であったが、7時に開店し24時または25時に閉店する店舗も増えている。

歴史

店舗ブランド名が変遷しているため、ブランド名ごとに節を分けて説明する。

99イチバ

99イチバ 千駄ヶ谷1丁目店

2006年平成18年)1月19日ユニーサークルKサンクスが均一プライス価格、生鮮食品の取り扱いを行う新形態の「生活コンビニ」を展開する合弁会社を設立すると発表。コンビニエンスストア型の店舗ではありながら、生鮮食料品などスーパーマーケットノウハウも必要である性質から、サークルKサンクスとユニーのノウハウを併せるため、両社の共同出資により株式会社99イチバが設立された。

カテゴリー的には100円ショップの形態を取り、消費税別で99円の価格帯の商品を中心に販売していたため「99イチバ」という店名であった。商品の実態に合わせ、99円商品以外は「99」を下2桁に置き、199円、299円、~899円とする値付けが行われていた。

同2006年2月17日に東京都江戸川区に「99イチバ」1号店西葛西3丁目店がオープン。翌2007年10月5日には冷凍食品の品揃えを強化した店舗ブランド「99イチバキッチン」を用いて、「キッチン江戸川本一色1丁目店」がオープンした。現在は両店ともに閉店している。

毎月セールを実施しており、99イチバ時代は「キューイチ祭」として毎月9日前後に行っていた。

みんなのイチバ

みんなのイチバ 足立千住1丁目店

主体となる商品価格を従来の99円(税別)から100円(同)に変更したことと、ユニーのプライベートブランド商品「スタイルワン (StyleOne) 」の一部取扱開始により、2010年(平成22年)1月13日から店名を「みんなのイチバ」に変更した。この際の新店舗名の由来は、幅広い年代をターゲットにという意味の「みんなの」と、生鮮と新鮮をイメージさせる「イチバ」の2つの言葉を融合している。

同業他社に比べて生鮮食品の取り扱いが多く、みんなのイチバ時代に物流面はユニーと共通化が進んだことから、一部店舗では青果取り扱い強化店舗として展開していた。

毎月のセールは「みんなのイチバ」になってからは、毎月2・3週目の3日間に行うことが多くなっていた。

miniピアゴ

miniピアゴ 足立千住1丁目店

miniピアゴへの変更時からは出資者が変遷していることから、出資者ごとに節を分けて説明する。

ユニーグループ時代

miniピアゴ 町田駅前店

2012年1月19日、サークルKサンクス保有分の株式が99イチバに無償譲渡された結果、同社がユニーの100%子会社になったことが発表された[1]。同時に店名変更についても発表され、ユニーの中小型スーパーマーケットの店舗ブランド「ピアゴ」に合わせて「miniピアゴ」へ改称するとした[2]

同年2月21日付で、株式会社99イチバはサークルKサンクス(当時)の親会社であるユニーの完全子会社となったが、ユニーは同社の店舗を「狭商圏小型スーパーマーケット[3]と位置付けた[4]

具体的には100円ショップ業態からの脱却を図り、雑貨の取り扱い比率を下げて食料品の充実化を行うなど、小型スーパーへの転換を図った。一時縮小した店内調理の「ごちそうDELICA」も、新フォーマット型店舗で復活させている[4]

そして、2012年4月26日の「miniピアゴ池袋2丁目店」を皮切りに、順次「miniピアゴ」へ店名変更を開始し、看板も掛け替えられた。

2013年7月1日より全店でクレジットカード電子マネー決済の取り扱いを開始している。ただし、ユニーグループ共通の電子マネー「uniko」はサービス終了まで導入されなかった。

ファミリーマートグループ時代

ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店

2016年9月1日、親会社のユニーがファミリーマートに吸収合併され、ユニー・ファミリーマートホールディングスとなったことに伴い、同年10月にミニピアゴ菊名駅西店が先行してファミリーマートとのコラボレーション店舗「ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店」としてリニューアルオープンした[5][6]

コンビニエンスストアの利便性とスーパーマーケットの品揃えを一体化させた店舗として、今後は比較的面積の広い、一部の既存ミニピアゴ店を同タイプにリニューアルしていく予定としていた。なお「ファミリーマート+miniピアゴ」の2号店(川崎宮前平店)は、2017年(平成29年)12月15日に旧サンクス店を改装して開店した。

PPIHグループ時代

2019年1月4日、株式会社ドンキホーテホールディングス(現:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)がユニー・ファミリーマートホールディングスからユニーの株式60%を譲受して完全子会社化[7]、ユニーはファミリーマートグループから離脱した。このため、miniピアゴとファミリーマートのコラボレーション店舗の展開は中止された。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (PPIH) グループ入り後も、同グループ共通の電子マネー「majica」の導入はされなかった。

G-7グループ時代

miniピアゴ 西小岩1丁目店

2020年2月27日、G-7ホールディングスが、ユニーから株式会社99イチバの株式を取得し、同年4月1日より100%子会社化することを発表[3][8]。G-7ホールディングスの子会社には、業務スーパーの最大フランチャイジーである株式会社G-7スーパーマート[9]などがある。

また同年3月10日には、同社子会社の株式会社G-7ミートテラバヤシがアンデス食品株式会社の株式を取得し、100%孫会社化することも発表された[10]

ユニーグループ離脱後もユニーから商品供給を受けており、ユニーグループのプライベートブランド「スタイルワン」の取り扱いは継続し、精肉はユニーのプロセスセンターにて加工された商品を販売している[11]

株式会社99イチバ

株式会社99イチバ
99 ICHIBA Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 イチバ
本社所在地 日本
221-0014
神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目18番17号 ユニー大口ビル2階[12]
本店所在地 654-0161
兵庫県神戸市須磨区弥栄台3丁目1番の6号[13]
設立 2006年平成18年)1月23日
業種 小売業
法人番号 2180001085806
事業内容 ミニスーパー「miniピアゴ」の店舗経営
代表者 代表取締役社長 伊藤徹(2020年4月1日現在)
資本金 6億円[8]
(2020年4月1日現在)
純利益 4500万円(2020年03月31日時点)[14]
総資産 20億7600万円(2020年03月31日時点)[14]
従業員数 87名
期間従業員1098名
決算期 2月
主要株主 株式会社G-7ホールディングス 100%
外部リンク http://99-ichiba.jp/

株式会社99イチバ(キューキューイチバ)は、神奈川県横浜市神奈川区本社を置く企業[12]miniピアゴを運営する。

2006年(平成18年)1月23日ユニーサークルKサンクスの各々50%出資により合弁会社として設立。のちにサークルKサンクスが追加出資したことで、所有する株式が80.1%となったが、同株式を99イチバへ無償譲渡することで資本撤退し、ユニーの完全子会社となった。

サークルKサンクスは資本撤退後も同じユニーグループとして、弁当など日配品の供給などで引き続き協力していくとしていた。サークルKサンクスはのちにファミリーマートとなりユニーグループを離脱、現在は店舗ブランドが消滅している。

2019年1月、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (PPIH) がユニーを完全子会社化したことに伴い、株式会社99イチバもPPIHグループ入りした[3]

2020年2月17日、ユニーが保有する99イチバの全株式を同年4月1日付でG-7ホールディングスに譲渡し、PPIHグループを離脱することが発表された[3][8]。同年7月8日、登記上の本店所在地を、ユニー本社所在地の愛知県稲沢市天池五反田町1番地から、G-7ホールディングス本社所在地の兵庫県神戸市須磨区弥栄台3丁目1-6へ移転した[8]。なお、これによる本社所在地の変更はない[12]

沿革

脚注

  1. 連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ (PDF) 株式会社サークルKサンクス プレスリリース、2012年1月19日(インターネットアーカイブ
  2. 「miniピアゴ(仮称)」 出店へ! (PDF) ユニー株式会社 プレスリリース、2012年1月19日。
  3. 連結子会社(孫会社)の異動(株式譲渡)に関するお知らせ 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、2020年2月27日。
  4. 新フォーマット型店舗オープン ユニーグループ・ホールディングス株式会社 プレスリリース、2013年9月9日。
  5. ファミリーマートと都市型スーパー「miniピアゴ」との一体型店舗を開店! (PDF) ユニー・ファミリーマートホールディングス プレスリリース、2016年10月3日。
  6. ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店 株式会社99イチバ 店舗案内ページ、2016年10月6日閲覧。
  7. (開示事項の経過)ユニー株式会社の株式取得(完全子会社化)の完了に関するお知らせ ドンキホーテホールディングス プレスリリース、2019年1月4日、2020年7月28日閲覧。
  8. 株式会社99イチバの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 株式会社G-7ホールディングス、2020年2月27日。
  9. 業務スーパー最大のフランチャイジー|株式会社G-7スーパーマート”. 2020年10月22日閲覧。
  10. アンデス食品株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 株式会社G-7ホールディングス、2020年3月10日。
  11. こだわり miniピアゴ、2020年7月28日閲覧。
  12. 企業情報|miniピアゴ - 株式会社99イチバ
  13. 株式会社99イチバの情報|国税庁法人番号公表サイト - 国税庁
  14. 第16期決算公告 株式会社99イチバ

関連項目

当社と資本関係のある(あった)企業、および当該企業の運営する店舗ブランドなど
その他

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.