第一三共ヘルスケア

第一三共ヘルスケア株式会社(だいいちさんきょうヘルスケア)は、第一三共グループの医薬品メーカー。主にルルロキソニンSを代表とする一般用医薬品(OTC医薬品)やミノントランシーノを代表とする機能性スキンケアクリーンデンタルブレスラボを代表とする機能性オーラルケア健康食品などを取り扱う。

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第一三共ヘルスケア株式会社
Daiichi Sankyo Healthcare Company, Limited
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
103-8234
東京都中央区日本橋三丁目14番10号
第一三共日本橋ビル
設立 2005年12月16日
業種 医薬品
法人番号 8010001097003
事業内容 医薬品・医薬部外品化粧品医療機器食品飲料水等の製造及び売買
代表者 代表取締役社長 吉田勝彦
資本金 1億円
売上高 583億7800万円(2020年03月31日時点)[1]
営業利益 107億3900万円(2020年03月31日時点)[1]
経常利益 108億5000万円(2020年03月31日時点)[1]
純利益 72億4800万円(2020年03月31日時点)[1]
純資産 485億3800万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 714億4400万円(2020年03月31日時点)[1]
主要株主 第一三共株式会社 100%
主要子会社 株式会社アイム 100%
外部リンク https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/

概要

三共第一製薬の一連の経営統合において、本体の統合に先立ち、2005年12月16日に両社のヘルスケア事業の統合を目的に設立。2006年4月1日に三共と第一製薬のヘルスケア事業を当社が継承し、同年4月3日に営業開始した。

2006年4月13日に第一三共がゼファーマの株式を取得し、第一三共グループ内でヘルスケア部門の企業が並立する状態となった。ゼファーマは第一三共とほぼ同様の方法で山之内製薬藤沢薬品工業が統合し、2005年4月にアステラス製薬となった際、それに先立って2004年10月に両社のヘルスケア事業を統合して誕生した企業であったが、ゼファーマの親会社・アステラスが医療用医薬品事業に特化する方針を固めたことにより、第一三共に全株式を売却したものである。その後、2007年4月に第一三共の完全統合と同時に行われたグループ内の再編により当社がゼファーマを吸収合併した(商号の変更はなし)。

このため、現在は三共・第一製薬・藤沢薬品工業・山之内製薬の4社が発売していた商品を扱っており、各社が主力としていた「リゲイン(栄養ドリンク剤)」、「カロヤン(発毛促進薬)」、「マキロン(殺菌消毒薬)」など従来各社が扱っていなかったカテゴリが相互補完され、ラインナップが拡大。取扱品が多い同業他社と肩を並べる品揃えになった。統合によりラインナップが増えたことをアピールするため、2007年3月に掲載された新聞広告では、頭のてっぺんから足のつま先まで当社製品をまとった人間型オブジェが登場した[2]

合併時は、主に風邪薬や胃腸薬を主力としており、風邪薬では総合感冒薬「ルル」、のど関連「ペラック」、持続性「プレコール」、葛根湯「カコナール」、胃腸薬では総合胃腸薬「第一三共胃腸薬(2010年8月に「新三共胃腸薬」から製品名を変更[3])」・H2ブロッカー「ガスター10」・制酸剤「センロック」とタイプの異なるブランドが揃っている。

合併後は、しみ・肝斑治療薬「トランシーノ」や口内炎治療薬「トラフル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」、外用消炎鎮痛剤「ロキソニンS外用」を発売し、医薬品のラインナップを拡大するとともに、敏感肌向け洗浄料のロングセラーブランド「ミノン」から初めてのスキンケアシリーズ「ミノンアミノモイスト」や通販専用エイジングケア化粧品「ブライトエイジ」、口臭予防歯磨き「ブレスラボ」を発売するなど、機能性スキンケアや機能性オーラルケア製品のラインナップも拡大している。

沿革

  • 2005年12月16日 - 三共株式会社と第一製薬株式会社が共同でヘルスケア事業の統合を目的に第一三共ヘルスケア株式会社を設立[4]。初代社長には、三共出身の井手口盛哉が就任した。
  • 2006年
    • 4月1日 - 三共株式会社と第一製薬株式会社の各ヘルスケア事業の営業を吸収分割により当社へ継承。3日に当社での営業を開始(営業開始当初、本店所在地は第一三共と同じ東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号だったが、実務上の本社所在地は同じ中央区の日本橋箱崎町36番2号であった)[5]
    • 4月13日 - 親会社の第一三共株式会社がアステラス製薬株式会社から完全子会社のゼファーマ株式会社の全株式を譲り受けて完全子会社化[6]
    • 6月14日 - 「カロヤンジェルローション1」発売(日本初となるジェルローションタイプの発毛促進薬で、統合後初の新製品でもある)[7]
    • 11月27日 - サプリメントブランド「ナチュラルビトン」を立ち上げ、通信販売事業を開始[8]
  • 2007年
    • 4月1日 - グループ内の再編に伴ってゼファーマ株式会社を吸収合併。これにより、同社が販売していた製品の取り扱いを引き継ぐ。その後、本社を同じ中央区の日本橋小網町1番8号に移転。
    • 8月6日 - 「パテックス フェルビナクシップ」発売(OTC医薬品の外用鎮痛シップ剤で初めてフェルビナクを配合)[9]
    • 9月4日 - 「トランシーノ」発売(日本初となる肝斑によるしみ改善薬)[10]
  • 2008年
    • 10月16日 - 「ガスター10内服液」発売(日本初の液体H2ブロッカー胃腸薬)[11]
  • 2009年
    • 2代目社長に、第一製薬出身の高橋利夫が就任。
    • 3月24日 - 親会社の第一三共が販売していた「ベトネベートクリーム」・「ベトネベートN軟膏」・「クロマイ-P軟膏」・「クロロマイセチン軟膏2%」をOTC医薬品にリニューアルし、当社での販売を開始[12]
    • 5月7日 - 「サラシュット」発売(日本初のスプレー式痔疾用軟膏剤)[13]
  • 2011年
    • 1月21日 - 「ロキソニンS」発売(医療用成分ロキソプロフェンナトリウム水和物をスイッチOTC化した解熱鎮痛薬)[14]
    • 10月24日 - 国内グループ会社の本社組織の拠点集約に伴い、本社を同じ中央区にある第一三共日本橋ビル(日本橋三丁目14番10号)に再移転[15]
  • 2012年
    • 3代目社長に、三共出身の西井良樹が就任。
    • 7月20日 - スキンケアシリーズ「ダーマエナジー」のテストマーケティングを開始し、一旦終了していた通信販売事業を再開。
  • 2013年
  • 2015年
    • 11月4日 - 通信販売事業を担う株式会社アイムの株式をエムシーピースリー投資事業有限責任組合より全株取得し、子会社化[16]
  • 2017年
    • 3月10日 - 株式会社マンダムの海外子会社であるMandom Corporation (Thailand) Ltd.(マンダムタイ)を通じて、タイでの「ミノン アミノモイスト」シリーズの販売を開始(東南アジアへ初進出)。当社が製品の輸出を行い、マンダムタイがタイにおける輸入・販売とプロモーションを行う[17]
  • 2019年
    • 4代目社長に、藤沢薬品出身の吉田勝彦が就任。

メーカコードについて

JANコード(13桁)のメーカコード(5桁)は旧ゼファーマとの統合直後、5種類存在していた。

  • 87107:旧第一製薬
  • 87081:旧三共
  • 87774:旧ゼファーマ
  • 87195:旧藤沢薬品工業(旧ゼファーマで一部使用)
  • 87233:旧山之内製薬(旧ゼファーマで一部使用)

そのため、統合後のメーカコードは旧第一製薬のメーカコード(87107)を用いることにし、統合後に発売された新製品はもちろんのこと、既存製品の一部もリニューアルや現社名仕様のパッケージへの切替に合わせてJANコードを新しくする際に、新メーカコードを導入している(特に、旧山之内製薬で発売されていた製品は現社名変更を機にJANコードを新しくした製品が多い)。

製品

CM出演者

CMは第一三共ヘルスケアホームページにある「CMギャラリー」で視聴可能である(参照)、かつてには旧:三共●とゼファーマ◯と第一製薬◎がある。

現在

2020年11月現在

過去

☆印:現社名変更後に出演
※ ウィンダム及びウィンダムピンクはCMが話題となり、インパクトのある魅力的なCMで評判となった製品であるが、薬事法の改正で水虫薬では数少ない【第1類医薬品】に分類[18] されたこともあり、2009年6月から放映されたCMはキャラクターを起用せず、あえてシンプルでかつ誠意のある作品に差し替えられた。パテックスシリーズも多数の無名のタレントを起用して放映していた時期があった。アレルギールも旧三共時代にマスコットを使ってCMしていた時期があった。

提供番組

2020年(令和2年)現在 日本テレビ系列

テレビ朝日系列

TBS系列

フジテレビ系列

その他

過去

関連会社

注釈

  1. 第一三共ヘルスケア株式会社 第15期決算公告
  2. 第一三共 企業広告ギャラリー 第一三共ヘルスケア株式会社 新聞広告(2007年5月10日時点のアーカイブ
  3. 「新三共胃腸薬」から「第一三共胃腸薬」に、製品名称を変更 - 第一三共ヘルスケア ニュースリリース 2010年(平成22年)8月6日
  4. ヘルスケア事業会社「第一三共ヘルスケア株式会社」の設立について - 第一三共株式会社 ニュースリリース 2005年11月25日(2013年10月4日閲覧)
  5. 第一三共ヘルスケア株式会社への事業承継および同社の営業開始について - 第一三共株式会社 ニュースリリース 2006年3月31日(2013年10月4日閲覧)
  6. ゼファーマ株式会社の株式取得に関するお知らせ - 第一三共株式会社 ニュースリリース 2006年3月31日(2013年10月4日閲覧)
  7. 日本初!生え際にとどまるジェルローションの医薬品発毛促進薬「カロヤンジェルローション1」の新発売について (PDF) - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2006年5月29日
  8. 自然の恵みが生み出すチカラを、自分が輝くチカラに「ナチュラルビトン」の新発売について (PDF) - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2006年11月27日(2013年10月4日閲覧)
  9. 一般用医薬品のシップ剤として、日本で初めて「フェルビナク」を配合「パテックス フェルビナクシップ」新発売のお知らせ (PDF) - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2007年7月23日(2013年10月4日閲覧)
  10. 日本初、しみ(肝斑(かんぱん))に効果が認められた新効能医薬品 しみ(肝斑(かんぱん))改善薬「トランシーノ」新発売のお知らせ (PDF) - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2007年8月22日(2013年10月4日)
  11. 日本初、「H2ブロッカー液体胃腸薬」登場!「ガスター10 内服液」新発売のお知らせ (PDF) - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2008年10月9日(2013年10月4日)
  12. 皮膚用薬「ベトネベートクリーム」・「ベトネベートN軟膏」・「クロマイ-P軟膏」・「クロマイ-N軟膏」・「クロロマイセチン軟膏2%」リニューアル発売のお知らせ - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2009年3月23日(2013年10月4日閲覧)
  13. 手を汚さずに痔の治療ができる スプレーする痔の薬 「サラシュット」新発売のお知らせ - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2009年5月7日(2013年10月4日閲覧)
  14. OTC医薬品として初めて医療用成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を含有した解熱鎮痛薬「ロキソニンS」を新発売 - 第一三共ヘルスケア株式会社 ニュースリリース 2011年1月17日(2013年10月4日閲覧)
  15. 日本橋地区(東京都中央区)における本社組織等の拠点集約に伴うお知らせ - 第一三共株式会社 ニュースリリース 2011年10月7日(2013年11月25日閲覧)
  16. “株式会社アイムの株式取得に関するお知らせ” (プレスリリース), 第一三共株式会社, (2015年10月2日), http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006359.html 2017年3月14日閲覧。
  17. “タイ王国におけるスキンケア化粧品の販売開始について” (プレスリリース), 第一三共ヘルスケア株式会社, (2017年3月10日), https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/release/minon170310.html 2017年3月14日閲覧。
  18. 2011年1月のリスク区分変更に伴い、後に「指定第2類医薬品」へ移行。現在は製造終了。
  19. グループ会社アイムライスフォースCMにも並行して出演中

外部リンク

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