港区 (東京都)

みなとく
港区
区旗 区章
1949年7月30日制定
日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
市町村コード 13103-2
法人番号 8000020131032
面積 20.37km2
(境界未定部分あり)
総人口 258,445[編集]
推計人口、2021年2月1日)
人口密度 12,688人/km2
隣接自治体 千代田区中央区新宿区江東区品川区渋谷区
区の木 ハナミズキ
区の花 アジサイバラ
港区役所
区長 武井雅昭
所在地 105-8511
東京都港区芝公園一丁目5番25号
北緯35度39分28.9秒東経139度45分5.5秒
港区役所
外部リンク 公式ウェブサイト

― 区 / ― 市 / ― 町・村


  ウィキプロジェクト

港区(みなとく)は、東京都区部中央に位置する特別区[1]

概要

港区のパノラマ全景

区名に「港」とあるように、区域の東側は海岸港南地区東京港東京湾)に面し、ベイエリアの一部である台場(お台場)を含む。東側は江東区と向き合い、北側は中央区、千代田区、新宿区と、西側は渋谷区と接する。南隣は品川区である。

千代田区中央区とともに「都心3区」と呼ばれる。新聞社放送局などのマスコミIT企業などの本社や外資系企業の日本支店が多数立地しており、日本経済の中心の一端を担っている[2]。テレビ放送における民放キー局は全て港区に位置している[3]虎ノ門新橋港南などはオフィス街となっている。青山赤坂六本木お台場などは商業エリアという面も強く、麻布白金台高輪といった多くの高級住宅街を擁し、様々な表情を持つ。赤坂御用地迎賓館(赤坂離宮)をはじめとして芝公園白金台自然教育園など緑地も多い。東京のランドマークである東京タワーも位置している。駐日大使館や外資系企業も数多く立地しており、外国人居住者が人口の約1割を占める。

江戸時代は広大な武家屋敷と、町人町が混在していた。

東京都23区では一番一人あたりの所得が高い区である。

人口

港区と全国の年齢別人口分布(2005年) 港区の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 港区
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

港区(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

昼と夜の人口差

2005年の夜間人口(居住者)は185,732人。これに対して、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は908,940人で、昼は夜の4.894倍の人口になる(東京都編集『東京都の昼間人口2005』2008年発行122-123ページ。国勢調査では年齢不詳の者が東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳の者を含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので、数字の間に誤差は生じる)。

地理

測量

区内の坂

港区は、海岸埋立地から武蔵野台地にかけて入り組んだ高低差の大きい地形である。都市開発の結果、多くの坂が江戸時代の名残をとどめる歴史的遺産となっている。

芝地区

麻布地区

赤坂地区

歴史

1947年昭和22年)3月15日、当時の芝区麻布区赤坂区が合併して港区となった。この際、各町名にはかつて属していた旧区名が冠された(例・旧赤坂区一ツ木町→港区赤坂一ツ木町、元赤坂町・本芝など一部例外あり)。その後の住居表示実施により、現存しているのは旧麻布区の2町のみとなっている。

1979年(昭和54年)の13号埋立地の埋め立て工事が完成した事により隣接自治体に江東区が加わった以外、港区域にはあまり大きな変化はない。

区名の由来

区名の案は、「愛宕区」「青山区」「青葉区」「飯倉区」「三田区」などから、江戸城の南方を意味する「城南区」と「東港区」に絞られた。「東港区」は『今後の我が国の発展は貿易の振興にあるが、その素材とも言える東京港を抱合している』という理由で候補になったが、東港区(とうこうく)では「東京都東港区」と似た音が重なるので「東」の一字を除いて「港区」になった[4]

町名

港区では、一部の地域を除き全域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

地域

主な祭事、催事

  • 芝エリア

官公庁

駐日大使館

領事館

大使館の機能を果たしている機関

国際機関

ナンバープレート

港区は、東京運輸支局本庁舎の管轄エリアで、品川ナンバーを交付される。

ケーブルテレビエリア

区政

芝公園の区役所本庁舎のほか、総合支所5カ所と分室1カ所がある[5]

企業や富裕な住民が多いことから税収が多く、都の普通交付金の対象外とされるほど財政的に豊かである[6]。こうした恵まれた立地条件を生かして、過疎地を含む各地自治体の物産販売や観光客誘致に協力する「全国連携の港区」事業を進めている[7]

区長

  • 区長 : 武井雅昭(5期目)
  • 任期 : 2004年(平成16年)6月28日 - 2024年(令和6年)6月27日

立法

区議会

  • 定数 : 34名
  • 任期 : 2019年(令和元年)5月1日 - 2023年(令和5年)4月30日[8]
  • 議長 : 池田こうじ(自民党議員団)
  • 副議長 : 七戸じゅん(みなと政策クラブ)
会派名議席数議員名(◎は幹事長)
自由民主党議員団13◎赤坂大輔、二島豊司、鈴木たかや、黒崎ゆういち、小倉りえこ、やなざわ亜紀、有働巧、土屋準、ゆうきくみこ、池田こうじ、清原和幸、うかい雅彦、井筒宣弘
みなと政策クラブ10◎清家あい、榎本茂、榎本あゆみ、山野井つよし、兵藤ゆうこ、横尾俊成、杉浦のりお、なかまえ由紀、阿部浩子、七戸淳
公明党議員団6◎杉本とよひろ、ちほぎみき子、丸山たかのり、池田たけし、近藤まさ子、林田和雄
共産党議員団4◎いのくま正一、風見利男、大滝実、熊田ちづ子
街づくりミナト1玉木まこと
34

都議会

  • 定数 : 2名
  • 選挙区 : 港区選挙区
  • 任期 : 2017年(平成29年)7月23日 - 2021年(令和3年)7月22日(「2017年東京都議会議員選挙」参照)
議員名会派名当選回数
入江のぶこ都民ファーストの会1
菅野弘一東京都議会自由民主党2

衆議院

選挙区議員名党派名当選回数備考
東京都第1区千代田区・港区の一部・新宿区の一部)海江田万里立憲民主党7選挙区
山田美樹自由民主党3比例復活
東京都第2区中央区・港区の一部・文京区台東区の一部)辻清人自由民主党3選挙区
松尾明弘立憲民主党1比例復活

2017年の区割変更に伴い、港区の地区総合支所管内の芝1-4丁目海岸1丁目東新橋1・2丁目新橋1-6丁目西新橋1-3丁目浜松町1・2丁目芝大門1・2丁目芝公園1-4丁目虎ノ門1-5丁目愛宕1・2丁目芝浦港南地区総合支所管内の芝浦1-3丁目海岸2丁目、海岸3丁目(1-3、14-19、22-30番)は1区から2区に移行した。

交通

道路

港区は他の区と比較して、広幅員の幹線道路が十分整備されている。

一般道路
高速道路

鉄道

区内と周辺の鉄道路線図
2004年度の鉄道駅別乗車人数
(データ出典『東京都統計年鑑』)
ゆりかもめ

東部を山手線が走り、都営地下鉄浅草線がそれとほぼ並行に走る。目黒方面から白金高輪駅まで線路を共有している都営地下鉄三田線東京メトロ南北線がそれぞれ皇居の南回り、北回りで都心方面へ向かっている。

東西方向には都営地下鉄大江戸線東京メトロ銀座線が走る。また区の北西部を東京メトロ千代田線東京メトロ半蔵門線が走る。東京メトロ日比谷線は区の北東部から南西部へと縦断している。また、中央本線の四ツ谷 - 信濃町間のトンネルの一部分が元赤坂赤坂御用地)を掠めている。

  • 区役所最寄駅:浜松町駅・大門駅
東海旅客鉄道

東海旅客鉄道(JR東海)

東日本旅客鉄道(JR東日本)

東京地下鉄(東京メトロ)

  • ※銀座線・南北線の溜池山王駅は千代田区に所在。(同駅の銀座線のホームは港区赤坂の外堀通り真下に位置している)

東京都交通局(都営地下鉄)

京浜急行電鉄

  • 本線
    • 泉岳寺駅 - 品川駅

ゆりかもめ

東京モノレール

路線バス

海上

東京都観光汽船ヒミコ

港区の名前通り東京港に面しており、日の出埠頭竹芝埠頭では客船が発着するほか、港南・芝浦は一大物流基地となっている。また、台場隅田川方面とは水上バスで結ばれている。

消防

  • 東京消防庁 第一消防方面本部
    • 芝消防署(新橋6-18-15)特別救助隊救急隊1
      • 芝浦出張所(海岸3-4-14)特別消火中隊・救急隊無
      • 三田出張所(三田2-15-53)救急隊1
    • 麻布消防署(元麻布3-4-42)特別消火中隊・救急隊1
      • 飯倉出張所(東麻布1-30-5)救急隊無
    • 赤坂消防署(南青山2-16-9)化学機動中隊・救急隊1
      • 新町出張所(赤坂6-17-6)特別消火中隊・救急隊無
    • 高輪消防署(白金2-4-12)特別消火中隊・救急隊1
      • 三光出張所(白金5-12-11)救急隊無
      • 港南出張所(港南5-8-34)救急隊1
      • 二本榎出張所(高輪2-6-17)救急隊無

警察

文化・芸術

赤穂浪士の墓所として知られる泉岳寺、徳川家の菩提寺である増上寺をはじめとして由緒ある寺社が位置する。江戸市街の外縁であったため諸大名の下屋敷が立ち並んでいた地域である。

区内には国内外の有名オーケストラの演奏会が開かれるサントリーホールをはじめ、サントリー美術館国立新美術館東京都庭園美術館根津美術館など数多くの美術館がある。

博物館・美術館

国立新美術館

公園

台場公園

ホール

サントリーホール

スポーツ施設

図書館

名所・史跡・文化財

赤坂迎賓館

宿泊施設

ヒルトン東京お台場
ホテルオークラ東京

住宅

高層マンション

団地

  • UR 芝浦アイランド
  • UR アクティ汐留
  • UR シーリアお台場三番街 - 旧住宅・都市整備公団、鹿島、超高層+ミーティングルーム、1996年
  • 都営高輪一丁目アパート - 東京都建築局(1948年)公営住宅を建替え。積水ハウス、宮脇壇建築研究室、1994年
  • UR 汐路橋団地 - 海岸 市街地住宅 賃貸111 1963年 現存現潮路橋。譲渡返還
  • UR 鶴沢団地 - 広尾 男女単身 賃貸344 1960年
  • UR 羽沢団地 - 広尾、分譲32 1959年
  • UR 本芝団地 - 芝 市街地住宅 賃貸41 1957年
  • UR 田町駅前住宅 - 芝 市街地住宅 賃貸389 1966年
  • UR 田村町五丁目団地 - 西新橋 市街地住宅 賃貸10 1959年 西新橋三丁目に改称後建替え
  • UR 赤坂仲ノ町団地 - 赤坂 市街地住宅 賃貸18 1959年 赤坂六丁目に改称後、駐車場
  • UR 溜池団地 - 赤坂 市街地住宅 賃貸84 1958年 現存赤坂一丁目に改称後、譲渡
  • UR 赤坂団地 - 赤坂、分譲60 女子単身 賃貸126 1959年
  • UR 白金台団地 - 白金、白金台町団地、分譲45 1958年
  • UR 芝白金団地 - 白金台、分譲96 1964年
  • UR 青山南町五丁目第二団地 - 南青山 市街地住宅 賃貸164 1964年 現存、南青山三丁目
  • UR 青山北町五丁目団地 - 北青山 市街地住宅 賃貸251 1963年 現存、北青山三丁目
  • UR 六本木団地 - 六本木 市街地住宅 賃貸19 1958年
  • UR 北日ヶ窪団地 - 六本木、分譲116 1958年
  • 新シャルム浜松町
  • 都営住宅田町
  • 都営高輪一丁目アパート(積水ハウス、宮脇壇建築研究室、東京都、公営住宅建替え、高輪 1-15、1990 - 1993年)
  • 都営高輪アパート(東京都建築局、東京都、1948年)
  • 都営港南三丁目アパート(港南 3-1、1989年)
  • 都営港南三丁目第2アパート(港南 3-9、1995年)
  • 都営港南四丁目アパート(港南 4-5、1973 - 1975年)
  • 都営港南四丁目第2アパート(港南 4-7、1993年)
  • 都営港南四丁目第3アパート(港南 4-2、1998 - 2003年)
  • 都営三田一丁目アパート(三田 1-3、1991年)
  • 都営芝五丁目アパート(芝 5-18、1970 - 1971年)
  • 都営芝浦四丁目第2アパート(芝浦 4-19、1971年)
  • 都営芝浦四丁目アパート(芝浦 4-4、1970年)
  • 都営赤坂五丁目アパート(赤坂 5-5、1975年)
  • 都営台場一丁目アパート(台場 1-3、1991 - 1997年)
  • 都営南青山一丁目第2アパート(南青山 1-18、1970年)
  • 都営南青山一丁目アパート(南青山 1-3、2002年)
  • 都営南青山一丁目アパート(南青山 1-3、1970年)
  • 都営南麻布四丁目アパート(南麻布 4-3、1965 - 1966年)
  • 都営北青山一丁目アパート(北青山 1-6、1993 - 1996年)
  • 都営青山北町アパート(北青山 3-4、1957 - 1968年)
  • 香川育英会東京学生寮

教育

慶應義塾図書館・旧館
東京大学医科学研究所

大学

国立

私立

外国大学の日本校

専修学校

私立

高等学校

国立

都立

私立(中高一貫校含む)

中学校

区立

私立

小学校

区立

私立

幼稚園

公立

私立

各種学校

私立

特別支援学校

都立

経済

大企業や外資系企業の本社から、ベンチャー企業に至るまで多数の企業本社や外国企業の日本支店が存在する。また多数の複合商業施設も存在する。港区は、日本で最も外資系企業の多い地区でもある[11]。また、民放のキー局は全て港区に本社を置いている。 なお、百貨店総合スーパー(GMS)は1店舗も存在しない。

複合商業施設

東京ミッドタウン

本社がある企業

預金取扱金融機関

(★は本店所在金融機関)

メディア

放送事業者

東京タワーと港区の町並み
フジテレビ本社ビル
テレビ朝日本社ビル

港区には東京タワーがあり、これを親局としていた放送事業者の多くが港区に本社を構えている。

また、芸能事務所や大手広告代理店の多くも港区に所在している。

放送持株会社

テレビ放送(地上波)

民間放送テレビのキー局の全て、ラジオ局のほとんどの本社社屋が当区内に所在する。

テレビ放送 (BS)

ラジオ放送

その他

通信社
新聞社
書店・出版社

ゆかりある人物

居住者

皇族・華族

政治家

学者

文化人

アナウンサー

芸能人

スポーツ選手

その他

脚注

注釈

    出典

    1. ブリタニカ国際大百科事典
    2. 『23区格差(著者池田利道)』150頁
    3. ラジオ放送においては、NRN系キー局の一つであるニッポン放送が千代田区に、外国語放送Meganetのキー局InterFM897は品川区に所在
    4. http://www.city.minato.tokyo.jp/soumu/kuse/gaiyo/shokai/yurai.html
    5. 港区/総合支所・分室(2018年6月28日閲覧)
    6. 「渋谷区も不交付に 都、23区への今年度普通交付金」『日本経済新聞』朝刊2017年8月8日(首都圏経済面)2018年6月28日閲覧
    7. 「全国連携の港区」の実現に向けて港区ホームページ(2018年6月28日閲覧)
    8. 東京都選挙管理委員会 | 都内選挙スケジュール | 任期満了日(定数)一覧
    9. 港区郷土歴史館(2018年11月7日閲覧)。
    10. 「名建築、魅力味わって/旧公衆衛生院、港区の郷土歴史館に」産経新聞』朝刊2019年1月21日(東京面)2019年1月24日閲覧。
    11. “外資が好きな都市、見捨てた都市は?”. 東洋経済オンライン. (2014年8月15日). http://toyokeizai.net/articles/-/45039 2014年8月15日閲覧。
    12. 本社オフィス移転のご案内 (日本語). リノベる株式会社. 2020年10月30日閲覧。
    13. 片山さつきFacebook
    14. 鈴木麻里子(すずきまりこ)の解説”. goo人名事典. 2021年1月5日閲覧。

    関連項目

    外部リンク

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