朝光寺

朝光寺(ちょうこうじ)は兵庫県加東市にある仏教寺院。山号を鹿野山(ろくやさん)と称する。宗派は高野山真言宗、本尊は2躯の十一面千手千眼観世音菩薩立像である。

朝光寺
本堂(国宝)
所在地 兵庫県加東市畑609
位置 北緯34度55分56.6秒
東経135度2分37.8秒
山号 鹿野山(ろくやさん)
宗派 高野山真言宗
本尊 十一面千手千眼観音2躯
創建年 伝・白雉2年(651年
開基 伝・法道仙人
札所等 宝の道福神22番
文化財 本堂(国宝)
鐘楼、木造千手観音立像(西本尊)(重要文化財)
多宝塔、木造千手観音立像(東本尊)(県文化財)
法人番号 7140005016748
本堂平面図
鐘楼(重要文化財)
多宝塔

法道仙人が651年に開基したという伝承をもつ。本堂は国宝に、鐘楼は国の重要文化財に指定されている。

歴史

伝承によれば、651年、法道仙人が権現山に開基したとされる。法道は天竺(インド)から紫の雲に乗って日本へやって来たと伝えられる、半ば伝説上の人物である。法道開基伝承をもつ寺院は兵庫県東部地域に多数あり、当寺もその1つである。当寺の創建の詳しい事情や初期の歴史については、史料が乏しく、あまり明確でない。

本堂

大正12(1923)年3月、重要文化財(建造物)、昭和29(1954)年3月、国宝に指定[1]。寄棟造、本瓦葺き。厨子裏板の墨書により応永20年(1413年)に本尊を移し、正長元年(1428年)に屋根の瓦葺きが完成したことがわかる。建築年代の明らかな、室町時代密教仏堂の代表作の1つであり、和様に禅宗様の要素を加味した「折衷様」建築の代表例でもある。

堂は桁行(間口)7間、梁間(側面)7間で、正面に3間の向拝を付す(「間」は長さの単位ではなく、柱間の数を表す用語。以下も同じ)。向拝は文政12年(1829年)に付加されたものである。組物は出組、中備(なかぞなえ)は双斗(ふたつど)とする。堂内は手前の梁間3間分を外陣ととする。その奥は中央の桁行5間×梁間3間を内陣とし、その左右に脇陣、後方に後陣を設ける。内外陣境は下を格子戸、上を菱格子の欄間とする。柱間装置は正面の中央5間と側面の手前から2間目および3間目を桟唐戸とし、正面の左右両端間と側面の前端間を連子窓とする[2]

文化財

国宝

  • 本堂 - 解説は既出

重要文化財

  • 鐘楼- 袴腰付、寄棟造
  • 木造千手観音立像(2019年度指定)[3] - 通称西本尊

兵庫県指定文化財

  • 木造千手観音立像 - 通称東本尊
  • 多宝塔

行事

  • 5月5日― 鬼追踊(兵庫県指定重要無形民俗文化財)

近隣情報

交通アクセス

  • 自動車
    • E2A 中国自動車道ひょうご東条ICから車で約15分[4]
  • 公共交通機関

拝観料・拝観時間

  • 拝観料:無料
  • 拝観時間:随時

脚注

  1. 国指定文化財等データベース”. 文化庁. 2020年8月30日閲覧。
  2. 『週刊朝日百科 日本の国宝』32号(朝日新聞社、1997)、pp.58 - 59
  3. 令和元年7月23日文部科学省告示第26号
  4. 国宝・朝光寺 観光スポット 兵庫県公式観光サイト HYOGO!ナビ(ひょうごツーリズムガイド)”. ひょうご観光本部. 2020年8月30日閲覧。
  5. 国宝朝光寺 兵庫県 加東市 全国観光情報サイト 全国観るなび(日本観光振興協会)”. 日本観光振興協会. 2020年8月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、朝光寺に関するカテゴリがあります。
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