日本学士院エジンバラ公賞

日本学士院エジンバラ公賞(にほんがくしいんエジンバラこうしょう、英語: Duke of Edinburgh Prize)は、日本学士院である。

概要

自然保護、種の保全の基礎となる優れた学術研究に対して隔年に1件授与される。1987年創設。エジンバラ公フィリップ(当時イギリス女王エリザベス2世王配)が日本学士院の名誉会員となったことにちなんで創設された。

日本学士院は学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対する授賞事業を行っている(日本学士院法第8条1項1号)。学士院による賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞である。

名称

英語での名称は「Duke of Edinburgh Prize」[1]である。

受賞者

※回数は恩賜賞での回数

回数授賞式開催日受賞者学位研究題目
第78回1988年6月13日沼田真理学博士植物群落の構造と動態に関する研究とその応用
第80回1990年6月11日向井輝美理学博士ショウジョウバエ自然集団の遺伝学的構造の研究
第82回1992年6月8日高橋延清林分施業法に関する研究と自然保護活動
第84回1994年6月6日岩槻邦男理学博士植物の多様性の解析およびその滅失に関する保全生物学的研究
第86回1996年6月10日川那部浩哉理学博士淡水魚類における生物多様性の維持機構と保全に関する生態学的研究
第88回1998年6月22日吉良龍夫理学博士定量的植物生態学の推進と自然環境保全への貢献
第90回2000年6月12日長谷川博理学博士アホウドリの生態行動学とその絶滅危機よりの復活
第92回2002年6月10日栗原康理学博士生態系解析手法の研究とその環境保全への応用
第94回2004年6月14日河合雅雄理学博士日本及びアフリカにおける霊長類の野外研究―とくに環境適応と社会形成の研究―
第96回2006年7月3日佐々木惠彦Ph.D.熱帯林樹種の生理・生態的特性の研究とそれに基づく森林再生技術の開発
第98回2008年6月9日和田英太郎理学博士流域単位の生態系の多様な構造の解明と環境変動への応答に関する研究—とくに安定同位体フィンガープリント法を駆使したその総合—
第100回2010年6月21日西平守孝理学博士沖縄を中心とした我が国のサンゴ礁の形成と保全の研究
第102回2012年6月4日塚本勝巳農学博士魚類の回遊現象に関する基礎研究 — とくにウナギの回遊機構の発見
第104回2014年7月7日駒形和男農学博士微生物の分類学的研究と微生物系統保存事業に対する貢献
第106回2016年6月27日松岡信農学博士植物ホルモン・ジベレリンがもたらす種の保全確保と植物多様性ならびに食糧生産性向上に関する研究
第108回2018年6月25日諏訪元Ph.D.人類の起源と進化—ラミダス猿人から現生人類へ
第110回2020年6月北潔薬学博士熱帯病原性微生物の生存および拡散戦略の解明—寄生虫の多様な環境適応機構—

脚注

  1. "The Imperial Prize, Japan Academy Prize, Duke of Edinburgh Prize", Award of Prizes | The Japan Academy, Japan Academy.

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.