新期造山帯

新期造山帯(しんきぞうざんたい)とは、中生代新生代以降の造山運動により基盤岩が形成された場所をいう。プレートテクトニクス理論以前からある古い用語。

世界の新期造山帯は環太平洋造山帯アルプス・ヒマラヤ造山帯に二分される。プレートの収束型境界に位置し、地震火山活動が活発であるところが多い。山脈は新しい時代に形成されたため浸食を受け続けた期間が短く、急峻な山地弧状列島をなし、日本列島アルプス山脈などが主な例として挙げられる。また、厚い大陸プレートの下に薄い海洋プレートがもぐりこんだことにより、大陸プレートが上に押し上げられてできたものが、大陸の海岸線沿いに多くみられる。例として、アルプス山脈・ロッキー山脈アトラス山脈シエラマドレ山脈・日本列島が挙げられる。

新期造山帯には、激しい造山活動の作用によって、スズ亜鉛などの非鉄金属をはじめとする地下資源が豊富に存在する。なお、かつては石油褶曲断層など石油のたまりやすい地質構造(背斜)をもった新期造山帯やその周りの地層から産出されると考えられてきたが、背斜は新期造山帯だけに存在する地質構造でないため、石油の分布を新期造山帯と結びつけることはなくなった。実際に新期造山帯に油田が分布するのはイラン中南米などの一部地域に限られる。

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