指輪

ルビーの指輪

指輪指環(ゆびわ)は、(まれに)のにはめる、環状の装飾品である。

素材

素材は主に金属だが、宝石を付したものもある。

よく利用されている金属は(イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなど)、白金(プラチナ)などの貴金属や、近年は、チタン、ステンレス鋼、タンタルイリジウムなどを用いたものも見られる。また旧くは、鉄、真鍮、青銅の金属や、メノウやヒスイ、べっこう、象牙など宝石や類似のものを用いたものが市場がまれにある。

はめる指

はめる指によって意味が異なる。結婚指輪はその代表で、薬指には「聖なる誓い」の意味がある。 結婚指輪以外の指輪は、通常は中指にはめる。

用途による種類

婚約指輪
婚約する際に、男性から女性に贈られる指輪。英語では engagement ring(エンゲージメント・リング)。婚約指輪の金額の由来など詳細については婚約の項目を参照。婚約指輪の取得率は、矢野経済研究所の調査によれば58.4%(2015年)[1]給料の3ヵ月分と言われ、かつては結納料も同額だったが、今は身の丈にあった額で選ぶ[2]
結婚指輪
結婚の証として、男女で交換し、日々身に着ける指輪。英語では wedding ring(ウェディング・リング)。「マリッジ・リング(marriage ring)」は和製英語。日本では左手の薬指が一般的だが、国や宗教によっては右手の薬指にはめることもある。日本では指輪を日常的に身につけるという風習はなかったが、最初に女性、近年では男性でも日常的に身につける人が増えている。
寡婦指輪
あまり一般的ではないが、 未亡人が身に着ける指環。英語では widow ring(ウィドウ・リング)または widow's ring(ウィドウズ・リング)。ドイツ語ではWitwereif。結婚指輪をはめてあるすぐ隣の指にはめる[3]
印章指輪
インタリオリングとも呼ぶ。指輪がそのまま印章になっており、主に封蝋に捺す。ローマ教皇の持つ「漁師の指輪」が有名。日本ではあまり一般的ではない。

製造

現在の主流は鋳造法であるが、その中でも「ロストワックス法」(ロストワックス = 蝋を消失させる)と呼ばれる方法が一般的。

製法ごとの特徴は以下のとおり。

鋳造法
曲線や細かいモチーフなど繊細な指輪を作ることも可能なので、大量生産に向く製法。
金属を型に流し込むときにどうしても空気が入ってしまうので、ボリュームのある指輪を作ると、この空気がとして表面に出てしまうことがある。金属を鍛える(圧力を加えて、加工硬化を導く)工程が含まれないために強度的には低いが、コストダウンが図れる。流行に合わせてどんどん商品化する、低単価の指輪に適している。
プレス法
圧延による機械的性質の改善により、緻密で強度のある製法。
金属を鍛造(圧力を加えて、機械的性質を改善)で鍛えたり、圧延プレスで整え、金型によって抜いたり絞ったりする。メーカーによって様々だが、大型のローラーや特殊機器を使い、何十トン - 100トン以上の圧力を加えるメーカーもある。工程自体が鋳造法やハンドメイドに比べて多く、技術や設備投資も大きくなるので、採用するメーカーは限られてくる。大量生産に向くが、立体的なデザインには向かない。尚、この製法を鍛造と表記するメーカーがあるが、鍛造は溶解後のインゴットをハンマーやプレスで叩いて鍛える方法をいうので、正確ではない。
切削法
鋳造も鍛造もできないチタンやタンタルなどの金属素材を用いる場合は、切削法で製作する。切削工具の耐久性、加工難易度など生産効率が悪い。これらの材料での量産は可能だが、貴金属以上にコストがかかる。

プレスで打ち抜き、絞りプレスで成形されたり、パイプ状で製作された貴金属材料をバイトでカットする製法は、カットリングと呼ばれ、結婚リングなどに多く用いられる。

サイズ

指輪のサイズの表示は各国により異なっているため、国際標準化機構(ISO)により ISO 8653 として標準化が進められている。

日本では、1998年にISOに準拠した JIS S 4700 が制定された。2002年より普及が始まっているが、従来表記のものも併用されている。

ISO(JIS)規格表記は、指輪の内周を、最小41mm–最大76mmまでの1mm間隔で、最も近い整数で表す。

国内では明治以降慣習的に用いられている、慣習サイズが一般的に利用されている。直径13mmを1とし、3分の1mm増加するごとに1を加える。

なお、指輪のサイズを決める際にはリングゲージ(サイズごとの金属環(リング)を一連に繋げたもの)などの測定具も用いられる。

指輪サイズ
ISO従来表記内周(mm)内径(mm)
41140.813.0
42241.913.3
43342.913.7
44444.014.0
45545.014.3
46646.114.7
47747.115.0
48848.215.3
49949.215.7
501050.316.0
511151.316.3
521252.416.7
531353.417.0
541454.517.3
551555.517.7

脚注

関連項目


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