彫刻

彫刻(ちょうこく)とは、金属などを彫り刻んで、立体的に表すこと。または、それらの表面に書画図版などを掘り込むこと。あるいは美術的な鑑賞を目的として、様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。また、その表現領域を指す。以下では西洋美術の概念における、芸術作品としての彫刻(スカルプチャー、英語: sculpture)について述べる。

石の彫刻アンティノウスの横顔/ルーブル美術館所蔵)

概要

ミケランジェロの「ピエタ」

硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、carving)と呼び、それに対して、可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑モデリングmodeling)という。彫塑で作られた作品を特に塑像と呼び分けることもある。

使われる素材は、フェルト石膏繊維金属(鉄、銅など)、樹脂ガラスなど、多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。

彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など具体物であった(具象彫刻)が、20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。

現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の概念では収まらないケースもあり、それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ拡散したものは、特に「空間表現」や「インスタレーション」と呼び分けられる。

主な西洋の彫刻

ラオコーン群像

古代ギリシャ

古代イベリア

  • バーサの貴婦人
  • エルチェの貴婦人

古代エトルリア

  • 夫婦の人型棺(サルコファッガス)
  • トーディのマルス
  • オムブラ・デラ・セラ
  • アレッツォのキメラ
  • タルクィーニアの有翼馬

古代ローマ

中世ヨーロッパ

イタリアルネサンス

北方ルネサンス

マニエリスム

バロックと17世紀

ロココと18世紀

近代彫刻と19世紀

現代彫刻と20世紀

参考文献

  • 世界美術大事典(小学館、1989年):特に第3巻「彫刻」の部分
  • 日本美術史事典(平凡社、1987年):特に「石仏」「彫金」「木彫」の各項目
    • (注)この文献に「彫刻」の項目は存在しない。
  • 日本近現代美術史事典(東京書籍、2007年)特に用語編および第6章・第7章
  • カラー版20世紀の美術(美術出版社、2000年)

関連項目

外部リンク

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