小笠原村

小笠原諸島の30あまりの島々を村域とするが、一般住民が居住しているのは父島母島のみである。日本の最東端(南鳥島)と最南端(沖ノ鳥島)を含む。エコツーリズムで知られている。

おがさわらむら
小笠原村
父島大村地区の街並みと大村海岸
小笠原村旗 小笠原村章
日本
地方 関東地方
都道府県 東京都小笠原支庁
なし
市町村コード 13421-0
法人番号 6000020134210
面積 106.78km2
総人口 3,032[編集]
推計人口、2021年2月1日)
人口密度 28.4人/km2
村の木 タコノキ
村の花 ムニンヒメツバキ
村の鳥 メグロ
小笠原村役場
村長 森下一男
所在地 100-2101
東京都小笠原村父島字西町
北緯27度5分39.1秒東経142度11分30.9秒

外部リンク 公式ウェブサイト

― 区 / ― 市 / ― 町・村

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小笠原村(おがさわらむら)は、東京都島嶼部に位置する

概要

気候は聟島列島父島列島母島列島西之島では亜熱帯火山列島・南鳥島・沖ノ鳥島では熱帯海洋性気候である。父島の年平均気温は23.0、年間降水量は1,280ミリメートル[1]

長らく日本国内で唯一、津波以外の気象警報注意報が発表されない地域だったが、2008年(平成20年)3月26日9時から予報が開始された[2]

伊豆諸島の町村と同様に所属するが存在しない。そのため「東京都小笠原村」が正式な表記である。

村の主要な機能は父島に集中しており、人口がもっとも多い。また、父島や母島は第二次世界大戦中、父島要塞として要塞化された。しかし、空襲以外の攻撃が少なかったため、多くの戦争遺跡が残っている。

村名と同じ苗字という縁から、プロ野球選手小笠原道大1999年(平成11年)から2016年2月まで観光親善大使を務めた[3]2008年(平成20年)には小笠原諸島返還40周年大使に辰巳琢郎が任命された。

2010年(平成22年)現在の老齢人口割合は9.2%で、全国の市町村の中でもっとも老齢人口割合が低い。逆に、生産年齢人口割合は75.7%で、全国の市町村の中でもっとも高い。

平成22年度国民健康保険、1人あたりの医療費は15万7,649円で、全国の市町村の中でもっとも低い。人口の年齢構成を補正した1人あたりの医療費の指数も0.71で、全国で2位の低さである。

2018年(平成30年)小笠原諸島返還50周年を迎えた[4]

村内各地区の風景

地理

  • 東京都本庁(新宿区)から小笠原村本庁である父島までは、約1,000キロメートル離れている。
  • 沖ノ鳥島から小笠原村本庁である父島までは約1,000キロメートル、南鳥島からは約1,400キロメートル離れている。
  • 父島の最高峰は名前のない山(326メートル、中央山ではない)、母島の最高峰は乳房山(463メートル)
河川

歴史

行政区域変遷

  • 変遷の年表
  • 変遷表

人口

小笠原村と全国の年齢別人口分布(2005年) 小笠原村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小笠原村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

小笠原村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政

  • 村長:森下一男(もりした かずお、5期目)

議会

村議会

定数:8人、現員:8人(任期満了は2023年(令和5年)4月26日)

都政

小笠原村が属する島部選挙区から選出される東京都議会議員の定数は1議席である。

国政

衆議院
議員名党派名当選回数備考
石原宏高自由民主党4選挙区
松原仁無所属立憲民主国民社保・無所属フォーラム)7比例復活
参議院

参議院東京都選挙区に属する。選出議員についての詳細は、東京都選挙区の項を参照のこと。

国の機関

東京都の機関

警察

経済

産業

  • おもな産業
    • 本土と異なる独自の生態系を持つ小笠原の自然に着目した観光が主産業である。
    • 村おこしとして、村や農業協同組合などが出資した小笠原ラム・リキュール(株)がラム酒を生産している(小笠原では明治期よりラム酒を飲む習慣がある)。
    • コーヒーノキの商業栽培が行われている(日本では小笠原と沖縄のみ)。

漁業

  • 二見漁港
  • 母島漁港

日本郵政グループ

郵便番号は父島が「100-2101」、母島が「100-2211」となっている。

金融機関

メディア事業

地域

教育

山の中腹にある小笠原高校

小学校

中学校

高等学校

交通

小笠原・母島の都道最南端の看板
おがさわら丸(父島二見港)
ははじま丸(母島沖港)
共勝丸(東京港月島ふ頭)

道路

一般国道

都道

路線バス

小笠原村営バス

  • 扇浦線(村役場 - 小港海岸)
  • 大村 - 奥村循環線(ブルーライン、オレンジライン)

タクシー

  • 父島タクシー(父島)

母島はタクシーはないが、有償運送がある(母島観光協会または宿泊先で問い合わせること)。

港湾

  • 父島二見港
  • 母島沖港

航路

小笠原海運おがさわら丸」(通称:おが丸)
東京港竹芝桟橋 - 父島二見港を結ぶ貨客船(所要時間は24時間、おおむね6日に1便、ピークシーズンのみ3日に1便就航)。
東京 - 父島間に高速旅客船テクノスーパーライナー(予定所要時間、約16時間)の就航が決定し船舶が竣工したが、原油価格高騰の影響で、断念された。
伊豆諸島開発ははじま丸
父島二見港と母島沖港を結ぶ貨客船。1日0.5 - 1往復就航(所要時間は2時間10分、休航日あり)。おがさわら丸入出港日は、接続するダイヤを組む。
共勝丸「第二十八共勝丸」
東京港月島ふ頭 - 父島二見港 - 母島沖港を結ぶ貨物船だが以前は最大9人の旅客営業も行っていた。おおむね月3回の就航(所要時間は約46時間だが不定)。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

南島
父島の境浦海岸にある旧日本軍の輸送船「濱江丸」の残骸

名所

観光スポット

出身有名人

その他

  • 村内で自動車を登録した場合、東京運輸支局の管内であるため、品川ナンバーとなる。
  • 本州から1,000キロメートル離れている特殊性から、ガソリン価格や商品価格はかなり割高である。
  • 日本で唯一、国土利用計画法における『監視区域』に指定されている。
  • 村の設立を目前とした1967年からは村の職員募集が行われた。募集には40歳までという年齢のほか「身体剛健で小笠原の風土に耐えられる者」という条件が附されていた[11]

脚注

  1. 国土交通省気象庁父島気象観測所
  2. 小笠原諸島に対する予報警報業務の拡充について - 国土交通省気象庁
  3. 観光親善大使 小笠原 道大 選手
  4. 小笠原諸島返還50周年”. 小笠原諸島返還50周年記念事業実行委員会. 2018年8月23日閲覧。
  5. 小笠原村沿革 - 小笠原村公式サイト
  6. 連合軍最高司令部訓令(SCAPIN)第677号 独立行政法人 北方領土問題対策協会
  7. 東京都職制沿革
  8. 同年6月1日法律第83号「小笠原諸島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律」
  9. 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309より
  10. 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  11. 青鉛筆『朝日新聞』1976年10月2日朝刊、13版、23面

関連項目

外部リンク

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