土佐郡

人口4,044人、面積307.4km²人口密度13.2人/km²。(2021年2月1日、推計人口

高知県土佐郡の位置(1.土佐町 2.大川村 薄黄:後に他郡に編入された区域 薄緑:後に他郡から編入した区域)

土佐郡(とさぐん)は、高知県土佐国)の

以下の1町1村を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 大川村の全域
  • 土佐町の大部分(田井・上津川・下川・古味・井尻・大淵を除く)
  • 高知市の一部(布師田以外の国分川より南東および浦戸湾以西かつ横浜、春野町各町以南を除く)
  • 吾川郡いの町の一部(枝川・池ノ内・槙・中追・成山・長沢・戸中・大森・越裏門・寺川・脇野山・高藪・足谷・葛原・桑瀬・中野川および天王北・天王南の各一部)

歴史

式内社

延喜式神名帳に記される郡内の式内社

神名帳 比定社 集成
社名 読み 付記 社名 所在地 備考
土佐郡 5座(大1座・小4座)
都佐坐神社トサノ-土佐神社高知県高知市一宮土佐国一宮
葛木男神社カツラキヲノ葛木男神社高知県高知市布師田
葛木咩神社カツラキヒメノ合祀:葛木男神社高知県高知市布師田
郡頭神社コホリツノ郡頭神社高知県高知市鴨部
朝倉神社アサクラノ朝倉神社高知県高知市朝倉丙(土佐国二宮)
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    近世以降の沿革

    高知[1]、潮江村、小高坂村[2]、下知村、石立村、比島村、江ノ口村、布師田村、一宮村、久礼野村、薊野村、泰泉寺村、久万村、万々村、福井村、円行寺村、井口村、杓田村、神田村、鴨部村、朝倉村、池ノ内村、枝川村、尾立村、宗安寺村、領家郷、成山村、地頭分郷、土佐山村[3]、森郷[4]、本川郷[5]
    • 明治4年7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により高知県の管轄となる。
    • 明治初年 - 高知城下の一部が分立して大川筋となる。(4郷1町28村)
    • 明治9年(1876年) - 石立村・井口村が合併して石井村となる。(4郷1町27村)
    • 明治12年(1879年1月4日[6] - 郡区町村編制法の高知県での施行により行政区画としての土佐郡が発足。郡役所が高知帯屋町に設置。

    町村制以降の沿革

    1.下知村 2.布師田村 3.一宮村 4.秦村 5.初月村 6.小高坂村 7.旭村 8.潮江村 9.鴨田村 10.朝倉村 11.宇治村 12.十六村 13.鏡村 14.土佐山村 15.地蔵寺村 16.森村 17.大川村 18.本川村 1と6の間:江ノ口村(紫:高知市 緑:土佐町 桃:吾川郡いの町 青:合併なし *:発足時の高知市)
    • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。特記以外は現・高知市。(19村)
      • 江ノ口村 ← 江ノ口村、大川筋、比島村
      • 下知村布師田村(それぞれ単独村制
      • 一宮村 ← 薊野村、久礼野村、一宮村、土佐山村[枝郷三谷村の小村重倉村]
      • 秦村 ← 泰泉寺村、土佐山村[枝郷三谷村の小村稲尾村・清水川村・拝立村]
      • 初月村 ← 久万村、円行寺村、地頭分郷[柴巻村]、万々村
      • 小高坂村(単独村制)
      • 旭村 ← 石井村、杓田村、福井村、地頭分郷[蓮代村]、尾立村
      • 潮江村(単独村制)
      • 鴨田村 ← 神田村、鴨部村
      • 朝倉村(単独村制)
      • 宇治村 ← 枝川村、池ノ内村(現・吾川郡いの町)
      • 十六村 ← 宗安寺村(現・高知市)、成山村(現・吾川郡いの町)、領家郷[真木村・中追村(現・吾川郡いの町)・竹奈路村・横屋村・増原村・去坂村・梅木村・葛山村・小山村・行川村・針原村・上里村・領家村・唐岩村(現・高知市)]
      • 鏡村 ← 地頭分郷[大河内村・大利村・今井村・草峰村・的淵村・白岩村・吉原村・狩山村・敷野山村・柿ノ又村・小浜村]
      • 土佐山村 ← 土佐山村[土佐山村・枝郷高川村・東川村・西川村・中切村・桑尾村・梶谷村・弘瀬村・都網村・菖蒲村[7]
      • 地蔵寺村 ← 森郷[地蔵寺村・瀬戸村・栗木村・有間村・芥川村・西石原村・東石原村](現・土佐町)
      • 森村 ← 森郷[柚木村・南川村・和田村・境村[8]・南泉村・宮古野村・土居村・相川村・溜井村・笹ヶ谷村・高須村[9]・樫山村[10]](現・土佐町)
      • 大川村 ← 本川郷[小松村・船戸村・朝谷村・大北川村・高野村・川崎村・猪ノ川村・大平村・小麦畝村・小北川村・大藪村・下切村・南野山村]、森郷[上小南川村・下小南川村・中切村](現存
      • 本川村 ← 本川郷[寺川村・戸中村・長沢村・大森村・越裏門村・桑瀬村・中野川村・葛原村・高藪村・足谷村・脇野山村](現・吾川郡いの町)
      • 市制の施行により高知[11]高知市となり、郡より離脱。
    • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
    • 明治34年(1901年6月1日 - 江ノ口村が町制施行して江ノ口町となる。(1町18村)
    • 大正5年(1916年)4月1日 - 下知村が町制施行して下知町となる。(2町17村)
    • 大正6年(1917年3月15日 - 江ノ口町が高知市に編入。(1町17村)
    • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
    • 大正14年(1925年1月1日 - 旭村が高知市に編入。(1町16村)
    • 大正15年(1926年
      • 1月25日 - 潮江村・下知町が高知市に編入。(15村)
      • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
    • 昭和2年(1927年5月1日 - 小高坂村が高知市に編入。(14村)
    • 昭和3年(1928年)4月1日 - 十六村が分割し、一部(葛山・去坂・横矢・竹ヶ奈路・小山・梅ノ木・増原)が鏡村、一部(宗安寺・行川・針原・上里・領家・唐船)が朝倉村、一部(槙)が吾川郡伊野町、残部(中追・成山)が吾川郡神谷村に編入。(13村)
    • 昭和10年(1935年9月1日 - 秦村・初月村が高知市に編入。(11村)
    • 昭和17年(1942年)6月1日 - 布師田村・鴨田村・朝倉村・一宮村が高知市に編入。(7村)
    • 昭和29年(1954年)3月1日 - 宇治村が吾川郡伊野町・八田村高岡郡川内村と合併し、改めて吾川郡伊野町が発足。(6村)
    • 昭和30年(1955年3月31日 - 森村・地蔵寺村が長岡郡田井村と合併して土佐村が発足。(5村)
    • 昭和36年(1961年)4月1日 - 土佐村が長岡郡本山町の一部(上津川・下川・古味・井尻・大淵)を編入。
    • 昭和45年(1970年)4月1日 - 土佐村が町制施行して土佐町となる。(1町4村)
    • 平成16年(2004年10月1日 - 本川村が吾川郡伊野町・吾北村と合併して吾川郡いの町が発足。(1町3村)
    • 平成17年(2005年)1月1日 - 鏡村・土佐山村が高知市に編入。(1町1村)

    変遷表

    行政

    歴代郡長
    氏名就任年月日退任年月日備考
    1明治12年(1879年1月4日
    大正15年(1926年)6月30日郡役所廃止により、廃官

    脚注

    1. 高知城下各町の総称。無高のため「旧高旧領取調帳」には記載なし。本項では便宜的に1町に数える。
    2. 小高坂村・大高坂村に分かれて記載。
    3. 記載は土佐山郷。
    4. 記載は森村。
    5. 記載は本川村。
    6. 布達は前年12月6日だが、本項では実施日とした。
    7. 梶谷村の小村。
    8. 明治9年まで北泉村・鮫浦村・南越村。
    9. 土居村の小村
    10. 相川村の小村
    11. この時点では高知追手筋、高知西唐人町、高知片町、高知南与力町、高知八軒町、高知鷹匠町、高知中島町、高知金子橋、高知舛形、高知本町、高知帯屋町、高知西弘小路、高知北門筋、高知永国寺町、高知北与力町、高知本与力町、高知廿代筋、高知材木町、高知種崎町、高知細工町、高知新市町、高知紺屋町、高知蓮池町、高知山田町、高知廿代町、高知新町田淵、高知南新町、高知北新町、高知鉄砲町、高知中新町、高知朝倉町、高知浦戸町、高知八百屋町、高知堺町、高知要法寺町、高知掛川町、高知東唐人町、高知広岡町、高知囃喉場、高知九反田、高知農人町、高知田淵、高知菜園場町、高知北奉公人町、高知築屋式、高知南奉公人町、高知通町筋、高知水通町、高知本町筋が存在。

    参考文献

    • 角川日本地名大辞典』39 高知県、「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1986年2月1日。ISBN 4040013905。
    • 旧高旧領取調帳データベース
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