国際度量衡局

国際度量衡局(こくさいどりょうこうきょく)は、国際的な標準化団体であり、メートル条約に基づきメートル法国際単位系(SI))を維持するために発足した3つの組織のうちの1つである。通常はフランス語の"Bureau international des poids et mesures"の頭文字を取ってBIPMと呼ばれる。 他の2つの組織は、国際度量衡総会(CGPM)と国際度量衡委員会(CIPM)である。

国際度量衡局
フランス語: Bureau international des poids et mesures
BIPMの印章
略称 BIPM
設立 1875年5月20日
種類 政府間機関
所在地
貢献地域 世界規模
公用語 フランス語(公式)、英語
局長(Director) M.J.T. Milton
ウェブサイト bipm.org

歴史

国際度量衡局は、メートル条約に基づいて1875年5月20日に設立された[1]フランスオー=ド=セーヌ県セーヴルセーヌ河畔にあるパヴィヨン・ド・ブルトゥイユに本部を置く。この建物は1876年にフランス政府から提供を受けたもので、敷地面積は4.35ヘクタール(当初は2.52ヘクタール)である[2]。敷地内は、1970年9月9日デクレ70-820号により[2]治外法権が認められている[3]

機能

国際度量衡局は国際度量衡委員会(CIPM)の管理下にあり、国際度量衡委員会の事務局兼研究所として置かれている。国際度量衡局の目的は、世界中で一つの一貫性のある単位系(すなわち国際単位系(SI))を実現するための基礎を提供することである。そのために、施設内の計測学の研究所と、条約加盟国の国立計測学研究所をメンバーとする一連の諮問委員会を有している。また、国家測定標準の国際的な相互比較を行い、加盟国のために較正を実行する。

国際度量衡局には、正確な世界時を維持するための重要な役割がある。世界中の加盟国の原子時間標準を結合し、分析し、平均して、1つの公式の協定世界時(UTC)を作り出している[4]

国際度量衡局の原器庫には国際キログラム原器が保管されている[5]。なお、1960年の国際度量衡総会(CGPM)において、メートルの定義をメートル原器で行わないことが決議されたが、同時に、国際メートル原器をそれまで通りに国際度量衡局に保管することも決議されている。

国際度量衡局の活動や財務は、条約の加盟国の共同で行われる。常勤の職員は約70名で、予算は約1000万ユーロである。

国際度量衡局の歴代局長

国際度量衡局本部のあるパヴィヨン・ド・ブルトゥイユ

国際度量衡局発足以来の歴代局長は、以下の通りである[6]

関連項目

出典

  1. Brief history of the SI”. BIPM. 2009年4月21日閲覧。
  2. Page, Chester H; Vigoureux, Paul, eds (20 May 1975). The International Bureau of Weights and Measures 1875–1975: NBS Special Publication 420. ワシントンD.C.: National Bureau of Standards. pp. 26–27. https://books.google.com/books?id=nOG0SxxEu64C&pg=PA240
  3. History of the Pavillon de Breteuil § The BIPM from 1875 to the Present Day”. BIPM. 2015年9月9日閲覧。
  4. BIPM Time Coordinated Universal Time (UTC)”. BIPM. 2013年12月29日閲覧。
  5. International prototype of the kilogram”. BIPM. 2011年11月18日閲覧。
  6. Directors of the BIPM since 1875”. Bureau International des Poids et Mesures (2011年). 2012年9月30日閲覧。
  7. “NPL Fellow, Dr Martin Milton, is new Director at foundation of world's measurement system”. QMT News (Quality Manufacturing Today). (2012年8月). http://www.qmtmag.com/display_eds.cfm?edno=5190245 2012年9月30日閲覧。

外部リンク

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