国防部 (中華民国)

国防部(こくぼうぶ)は、中華民国行政院に属する国防を司る省庁。国防部の長官を国防部長と称し、行政院政務委員が任命される。諸外国の国防省に相当する。

国防部
中華民国国防部本部庁舎
各種表記
繁体字 國防部
簡体字 国防部
拼音 Guófángbù
注音符号 ㄍㄨㄛˊ ㄈㄤˊ ㄅㄨˋ
台湾語白話字 Goh hon bo
英文 Ministry of National Defense

歴史

国防部の前身は中華民国臨時政府(中国大陸時代)の「陸軍部」と「海軍部」に遡ることが出来る。1928年10月、蔣介石北伐を行い中国を統一後、「軍政部」と「海軍部」が行政院の管轄に改編された。1932年1月、軍政に関する指揮系統を統一するため国民政府軍事委員会が復活し、蔣介石が委員長及び参謀総長を兼職し、この制度が日中戦争の間続いた。1946年6月1日、国民党政府は軍事委員会及び軍政部を解散し,行政院の下に国防部を設置した。初代国防部長には白崇禧が任命された。

組織

中華民国国防部の軍旗
国防部長の旗
参謀総長の旗

幹部

  • 国防部長(特任官/大将)
  • 軍政副部長(大将)
  • 軍備副部長(大将)
  • 参謀総長(大将)
    • 副參謀總長執行官(大将)
  • 常務次長(次長の2人)(中将)

司令部(軍事機関)

指揮部(軍事機関)

  • 予備指揮部(中将)
  • 憲兵指揮部(中将)
  • 資通電軍指揮部(中将)

部本部単位

  • 政務弁公室:部長の任務支援及び、立法院監察院の対応等の業務を担当
    • 史政編訳処:軍史編纂及び海外の軍事関連文書の翻訳業務を担当
  • 主計室:予算配分等、財務に関する予算関連業務全般を担当
  • 全民防衛動員室:人員及び物資の軍事動員、後方支援任務、防空演習に関する業務全般を担当
  • 総督察長室:軍紀及び風紀の維持に関する業務全般を担当
  • 国防採購室:物資及び武器の調達に関する業務全般を担当
  • 人事室:人事に関する業務全般を担当
  • 政風室:汚職取締に関する業務全般を担当
  • 戦略規劃司:戦略研究、長期国防計画立案、国軍編成の計画と実施を担当
  • 資源規劃司:物資、人員、軍用地の管理運用及び国防技術に関する業務全般を担当
  • 整合評估司:戦略、軍制、兵力配置、物資分配等の評価・提言に関する業務を担当、と國防智庫準備室(財団法人国防安全研究院)
  • 法律事務司:軍事法制及び軍官、軍民間の契約、軍法会議等に関する業務全般を担当
  • 訴願審議委員会:組織内部の監察業務を担当
  • 国軍官兵権益保障委員会:軍人及び軍属の権利保障業務を担当

部本部外部の直属機関

  • 軍備局:軍装備の製造、外注、品質管理などの業務全般を担当
  • 主計局:給与、業務経費に関する業務全般を担当
  • 軍医局:軍事医療関係の業務全般を担当
  • 政治作戦局:軍内部の情報と思想統制に関する業務全般を担当
    • 漢声放送復興放送軍聞社青年日報社
  • 国防大学:軍事教育の最高機構
  • 行政法人国家中山科学研究院
  • 財団法人国防安全研究院

参謀本部

  • 人事参謀次長室
  • 情報参謀次長室
  • 作戦及び計画参謀次長室
  • 兵站参謀次長室
  • 通信電子情報参謀次長室
  • 訓練参謀次長室
  • 軍事情報局
  • 電訊発展室
  • 情報電子作戦指揮部
  • 防空ミサイル指揮部

歴代国防部長

国防部発足以前の軍部大臣については中華民国の軍部大臣一覧を参照

氏名就任日退任日
1 白崇禧1946年5月23日1948年6月2日
2 何応欽1948年6月3日1948年12月21日
3 徐永昌1948年12月22日1949年4月30日
4 何応欽1949年5月1日1949年6月11日
5 閻錫山1949年6月12日1950年1月30日
6 顧祝同1950年1月31日1950年2月28日
7 兪大維[1]1950年3月1日1951年2月28日
郭寄嶠1950年3月1日1951年2月28日
8 1951年3月1日1954年5月30日
9 兪大維1954年6月1日1965年1月13日
10 蔣経国1965年1月14日1969年6月30日
11 黄杰1969年7月1日1972年5月31日
12 陳大慶1972年6月1日1973年6月30日
13 高魁元1973年7月1日1981年11月19日
14 宋長志1981年12月1日1986年6月30日
15 汪道淵1986年7月1日1987年4月28日
16 鄭為元1987年4月29日1989年12月4日
17 郝柏村1989年12月5日1990年5月31日
18 陳履安1990年6月1日1993年2月26日
19 孫震1993年2月27日1994年12月15日
20 蔣仲苓1994年12月16日1999年1月31日
21 唐飛1999年2月1日2000年5月19日
22 伍世文2000年5月20日2002年1月31日
23 湯曜明2002年2月1日2004年5月19日
24 李傑2004年5月20日2007年5月19日
25 李天羽2007年5月20日2008年2月24日
26 蔡明憲2008年2月25日2008年5月19日
27 陳肇敏2008年5月20日2009年9月9日
28 高華柱2009年9月10日2013年7月31日
29 楊念祖2013年8月1日2013年8月7日
30 厳明2013年8月8日2015年1月30日
31 高広圻2015年1月31日2016年5月19日
32 馮世寛2016年5月20日2018年2月26日
33 厳徳発2018年2月26日[2](現職)

脚注

  1. 未就任。
  2. 行政院、内閣改造で閣僚5人を交代”. Taiwan Today (2018年2月26日). 2018年3月3日閲覧。

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.