右門捕物帖 (1974年のテレビドラマ)

右門捕物帖』(うもんとりものちょう)はNETテレビ東映制作(歌舞伎座テレビ室が下請けで制作を担当)の時代劇テレビドラマ1974年4月3日から1975年3月26日まで放送された。(当時の近畿地区のネットは毎日放送

このページでは1974年版と1989年版について説明します。

右門捕物帖は1957年KRテレビ系にて中村竹弥主演で、1969年日本テレビ系にて中村吉右衛門主演でそれぞれ連続ドラマ化されており、杉良太郎主演の本作は連ドラとしては第3作目に当たる。

1982年には、日本テレビ系で杉版第2作も制作された。また、1989年には杉主演、東映京都制作で単発ドラマ版も放映された。

主演の杉にとっては、まさに当たり役となった作品である。 また、網走番外地などの任侠アクション映画やエログロ映画で知られる一方で、テレビでの活躍が少ない石井輝男が第一話の脚本および監督を担当した。

2008年4月から10月まで、東映チャンネルの「名作ドラマアワー」枠にてニューマスター版の再放送が行われていた。

1974年版

内容

時は文化文政期。八丁堀の鬼同心、近藤右門が得意の剣術と柔術、そして独自の推理力を駆使し難事件を次々に解決する。

キャスト

近藤右門…杉良太郎
柔は草香流、剣は錣正流を極めた北町奉行所の定町廻り同心。笑う事は極めて少なく、いつも無表情な事から「むっつり右門」の異名を取っている。家紋は四角の中に鳥が3羽(左上・真ん中・右下)。第34話以降、捕物の際に「破・邪・顕・正」のポーズを取ってから立ち回りをするのが定番となった。
村上敬四郎(あばたの敬四郎)…高品格
北町奉行所の筆頭同心で、右門の直接の上司。顔に幾つもの痕(あばた)がある事から「あばたの敬四郎(略称:あば敬)」と呼ばれている。いつも右門の手柄を横取りしようと考えている。
伝六…田辺靖雄
右門配下の岡っ引き。いつも口が達者な事から「おしゃべり伝六」と呼ばれている。
ちょん松…植田峻
敬四郎配下の岡っ引き。
政五郎…藤田まこと(第20話まで)
髪結い床「床政」の主人。かつては「煙の政五郎」の異名をとった錠前破りだった。自身の関わった事件をきっかけに右門の手伝いをする事になる。
おみつ…丘みつ子(第20話まで)
政五郎の娘。政五郎と共に髪結いの手伝いをしている。
おけい…土田早苗(第27話から)
元女スリ。右門と知り合った事をきっかけにスリの足を洗い、「火の車」で働きつつ、右門に協力する。
おみね…三崎千恵子(第27話から)
蕎麦屋・火の車の女将。
仙太…東八郎
大番屋の番人だが、第27話以降、おみねの蕎麦屋「火の車」の板前となる。
山下…中山克己
北町奉行所の定町廻り同心で、右門の後輩にあたる。
笹島弥七郎(筆頭与力)…村上不二夫
大崎…中田浩二
右門の直属の上司。
おたま…藤野まゆみ(第27話から)
蕎麦屋・火の車の看板娘。
榊原主計頭山形勲
江戸北町奉行。

スタッフ

  • 原作:佐々木味津三
  • 企画:泊懋大塚貞夫佐々木太郎
  • プロデューサー:荻野隆史秋田亨小野耕人矢島進
  • 監督:放映リスト参照
  • 脚本:放映リスト参照
  • 音楽:渡辺岳夫
  • 主題歌:「燃える男」(歌・杉良太郎、作詞・山下リラ、作曲・遠藤実、編曲・斉藤恒夫
  • 助監督:佐藤重直馬鳥哲広
  • 録音:佐藤泰博
  • 殺陣:林成二郎(ファミリーグループ)
  • 合気道指導:養神館
  • 制作協力:金剛プロダクション歌舞伎座テレビ室
  • 制作:NET東映

放映リスト

話数放送日サブタイトル脚本監督ゲスト出演者(すべて役名表記無し)
第1話1974年
4月3日
「雨の女」茶木克彰
石井輝男
石井輝男津川雅彦新藤恵美今井健二、沢彰兼、中島正二
第2話4月10日「燃える男」池田一朗原田隆司江原真二郎竹下景子関山耕司田辺進三
第3話4月17日「島帰り」松山威稲野和子谷口香藤木敬士、森秋子、藤岡重慶深江章喜菅井きん武智豊子畠山麦
第4話4月24日「罠」高岩肇西山正輝珠めぐみ青山良彦中田博久六本木真北九州男守屋俊志、野々浩介、小磯マリ、岡本富士太三夏伸、中島正二
第5話5月1日「通り魔」池上金男村山三男磯野洋子南原宏治岡崎二郎潮健児浜田晃高野真二、山田禅二、大前均
第6話5月8日「裏切り」宮田節西山正輝水野久美山本麟一山岡徹也北原義郎、鶴見丈二、佐藤京一八名信夫井上博一、三上剛、北町嘉朗
第7話5月15日「双つの顔」川口桂村山三男戸部夕子、山本豊三、松下達夫清川新吾、長島隆一、角友司郎、中野文吾
第8話5月22日「姉妹花」山野四郎山崎大助岡田可愛安部徹名和宏神田隆田口計近藤宏
第9話5月29日「朱彫りの招き」鈴木兵吾小池朝雄三条泰子宮口二郎浅香春彦はやみ竜次、玉井謙介、河合絃司
第10話6月5日「真実」山野四郎西山正輝植木等永野裕紀子星美智子清水一郎轟謙二、石垣守一、八木秀司
第11話6月12日「顔のない女」高岩肇田崎潤松木路子山下洵一郎浦辺粂子峯京子、沢彰兼
第12話6月19日「復讐」津田幸夫江夏夕子長谷川明男美川陽一郎上田忠好、加賀ちか子、奥野匡堀田真三山根久幸、中島正二
第13話6月26日「左刺しの匕首」池田一朗山崎大助内田朝雄角梨枝子水原麻記三好美智子、玉川長太、松風はる美
第14話7月3日「十六夜御用心」津田幸夫松尾昭典浜田光夫入川保則鳥居恵子、柳瀬志朗、河合絃司、竹田将二、伊豆見英輔、中平哲仟
第15話7月10日「殺しの株札」鈴木兵吾山崎大助市原悦子睦五郎細川俊夫小林勝彦庄司永建沢村いき雄、河野弘
第16話7月17日「張り込み」鈴木敏郎松本留美佐々木剛村上冬樹、ジュリー・コアラスカ、室田日出男、中島正二、三島史郎、嵐五郎
第17話7月24日「囮」宮川一郎松尾昭典土屋嘉男黒沢のり子手塚茂夫蟹江敬三白石奈緒美増田順司、宮本曠二朗
第18話7月31日「黒い炎」川口桂西山正輝稲垣光穂子大山克巳榊ひろみ黒木進高城淳一勝部演之、河野弘、滝川潤、佐野哲也、絵沢萌子
第19話8月7日「自白」山田隆之河原崎長一郎小栗一也楠田薫佐々木功水上竜子金井由美、泉田洋志、須賀良
第20話8月14日「色地獄」宮川一郎松尾昭典村井国夫新橋耐子伊吹聰太朗、高野ひろみ、林孝一
第21話8月21日「脱走」大石隆一西山正輝桑原幸子石山律雄田中浩、井上博一、藤里まゆみ
第22話8月28日「くちなしの花」沖原康太郎池広一夫志垣太郎清水将夫倉野章子浜田ゆう子蜷川幸雄上野山功一松山照夫、河野弘、松原光二小野ひずる
第23話9月4日「消えた男」池田一朗南原宏治大滝秀治今福正雄、二条朱実、宗方奈美蝦名由紀子、八名信夫、中村孝雄、中島正二
第24話9月11日「盗まれた花嫁」押川國秋鈴木敏郎仲谷昇江見俊太郎中条静夫高木均沢井孝子西田健森山周一郎、山田早苗、柴田昌宏
第25話9月18日「影を斬る男」吉岡昭三
山野四郎
辰巳柳太郎光川環世、六本木真、天津敏中村龍三郎宇南山宏霧島八千代潮建志、大村一郎、小海とよ子、
第26話9月25日「人質」池上金男花沢徳衛鮎川いづみ森次晃嗣見明凡太郎草薙幸二郎千波丈太郎市原清彦、中島正二、波止崎徹、打田康比古
第27話10月2日「おんな陶模」宮川一郎小澤啓一和崎俊哉八木孝子吉田義夫小野武彦北島マヤ東晃声、河野弘
第28話10月9日「くらやみ河岸」川口桂西山正輝中村玉緒柴田侊彦加賀邦男、山岡徹也、林孝一、伊達三郎
第29話10月16日「狙われた女」鈴木兵吾松尾昭典長内美那子天田俊明、近藤宏、石井宏明、東大二朗、竹井みどり
第30話10月23日「謎の闇念仏」山野四郎島田正吾郷鍈治、宮本曠二朗、吉田柳児、宮島誠、笠原明、細川智
第31話10月30日「切腹」津田幸夫西山正輝河津清三郎池波志乃吉岡ゆり小栗一也河村弘二木村元、佐藤京一、河野弘、鶴賀二郎、河合絃司
第32話11月6日「二十一年目の謎」野上竜雄小澤啓一伊藤雄之助、酒井修、川村真樹、藤山浩二、倉島襄、武藤章生長谷川弘、中島正二、木島一郎
第33話11月13日「目撃者」津田幸夫丸輝夫浜田光夫珠めぐみ川崎あかね、神田隆、新井麗子、庄司永健、鈴木志郎、波止崎徹
第34話11月20日「母恋地蔵」高岩肇村山三男水野久美須藤健、見明凡太郎、轟謙二、山田禅二、長島隆一、鮎川浩、滝川潤、河野弘、中島正二
第35話11月27日「おとし穴」鈴木兵吾大和田伸也北川めぐみ、草薙幸二郎、高野真二、中田博久、波戸崎徹
第36話12月4日「兄弟」山本英明丸輝夫中谷一郎久慈あさみ新克利、真鍋明子、鶴見丈二、浜田寅彦成瀬昌彦山本清、中島正二
第37話12月11日「お島恨み節」本山大生松尾昭典二本柳俊衣奈良富士子滝田裕介辻萬長絵沢萌子、長島隆一、田中浩、永井柳太郎、大丸二郎、北村晃一、八名信夫、村上豪、中島正二
第38話12月18日「逆転」宮川一郎西山正輝伊藤孝雄伊藤栄子石浜朗、松風はる美、平泉征矢野間啓二
第39話12月25日「黄金の墓」山野四郎松尾昭典藤巻潤、天津敏、工藤明子、深江章喜、玉村駿太郎、山田禅二、原恵子
第40話1975年
1月8日
「右門の愛」高岩肇西山正輝浜美枝、平凡太郎、浅野進治郎、加藤和江、平島正一、中島正二、山田禅二
第41話1月15日「謎の蛇皮線」田中陽造原田隆司入江若葉稲葉義男北村英三、北原義郎、蝦名由紀子
第42話1月22日「果てしなき欲望」前田英郎睦五郎、小林勝彦、津山登志子森章二、小泉郁之助、八代康二花巻五郎
第43話1月29日「牡丹の刺青」津田幸夫丸輝夫中村竹弥菊容子河原崎建三、庄司永建、田中浩、君夕子東龍明、長谷川弘
第44話2月5日「炎の罠」宮川一郎西山正輝珠めぐみ大門正明久富惟晴坂本長利長弘、山田禅二
第45話2月12日「ふりむいた女」鈴木兵吾丸輝夫三浦布美子竜崎勝、和崎俊哉、神田隆、頭師孝雄、新井麗子、池田生二
第46話2月19日「命いとおしく」山野四郎池広一夫酒井修、高橋昌也、宮本曠二朗、市毛良枝、宮島誠、山下勝也、波止崎徹、菅野直行、清水国雄、石丸博也
第47話2月26日「しあわせ」中村努光川環世、井上昭文鈴木瑞穂町田祥子亀井三郎
第48話3月5日「淡雪の女」山野四郎松尾昭典有馬稲子有川博田中明夫佐竹明夫藤江リカ
第49話3月12日「秘密」池上金男
川口桂
西山正輝工藤堅太郎岩本多代、中村竜三郎、霧島八千代、長島隆一、陶隆伊藤つかさ
第50話3月19日「男の詩」廣澤栄松尾昭典内藤武敏、長谷川澄子、近藤宏、外崎恵美子、小園容子、鶴賀二郎
第51話3月26日「雪の宿」松山威鳳八千代、北村英三、田島義文伊吹聰太郞、河野弘、柳瀬志朗、中島正二

備考

  • 政五郎役の藤田まことは、同時期に放送されていた『暗闇仕留人』(朝日放送TBS系)にも中村主水役で出演していたが、『仕留人』の収録スケジュールの関係上、政五郎・おみつ親子が政五郎の在所である甲府に帰省する形で、第20話を以て降板している。
  • 本番組までは毎日放送にネットされていたが、関西地区のネットチェンジにより、次番組『鬼平犯科帳』から朝日放送へのネットとなった。なお、朝日放送ではネットチェンジ後に本番組の再放送を行っている(産経新聞・岡山版、1981年4月1日、テレビ・ラジオ欄。この時は平日15:00から放送)。
NET 水曜21時台関西地区腸捻転解消のため除く)
前番組 番組名 次番組
右門捕物帖

1989年版

題名

右門捕物帖 血染めの矢 江戸-長崎 黄金強奪連続殺人に必殺の十手が挑む!

1989年12月28日放送。

キャスト(1989年版)

スタッフ(1989年版)

関連項目

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