十方暮

十方暮(じっぽうぐれ、十方闇とも書く)とは、選日の一つで、日の干支甲申甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことである。

21甲申木金金剋木
22乙酉木金金剋木
23丙戌火土火生土(相生)
24丁亥火水水剋火
25戊子土水土剋水
26己丑土土(比和)
27庚寅金木金剋木
28辛卯金木金剋木
29壬辰水土土剋水
30癸巳水火水剋火

この10日間のうち、十干十二支五行相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになった。この期間は、天地の気が相剋して、万事うまく行かない凶日とされている。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されている。

十方暮のうち、丙戌(23番目)は相生己丑(26番目)は比和で、本来は間日となる。しかし、八専の間日とは異り、十方暮の間日は周りの日の相剋の影響を受けて凶日になるとされており、暦に間日である旨は記載されない。

十方暮の「十方」とは天地と八方向のことで、暮は本来は「闇」である。すなわち、四方八方十方が閉ざされたという意味であるが、「途方に暮れる」の語呂合わせであるとの説もある。また、その期間が10日間であるから「十」の字を宛てたとも言われる。

参考文献

  • 岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』柏書房、1993年。ISBN 4-7601-0951-X。
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