加古川市立加古川図書館

加古川市立加古川図書館(かこがわしりつかこがわとしょかん)は、日本兵庫県加古川市加古川町木村に所在する公立図書館[1]

加古川市立加古川図書館
施設情報
正式名称 加古川市立加古川図書館
前身 加古川公会堂(建物)[1]
専門分野 総合
事業主体 加古川市
建物設計 置塩章[1]
開館 1971年昭和46年)4月1日
所在地 675-0038
兵庫県加古川市加古川町木村226-1
位置 北緯34度45分46秒 東経134度50分9秒
ISIL JP-1002347
統計情報
蔵書数 156,895冊(2018年時点)
貸出数 321,692冊(2018年)
備考 数値の出典は平成30年度版加古川市統計書による[2]
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館

概要

加古川市には当図書館をはじめ加古川市立中央図書館(加古川総合文化センター敷地内)、ウェルネスパーク図書館海洋文化センター図書室の3館1室がある(例規上は中央図書館と加古川図書館の2館が「加古川市立図書館」を構成し、他の1館1室は別個の条例を設置根拠とする)。

元兵庫県営繕課長の置塩章が設計した西洋建築で、1935年昭和10年)に加古川町公会堂として竣工した[1][3]。完成当時は演劇や各種の講演会が開催され、地域の文化において中心的存在であった。アールデコ風の幾何学模様にデザインされたステンドグラスの大アーチ窓や側面の連続アーチ窓、スクラッチタイル張りの1階正面部分に大きな特徴がある[3][4]

1944年(昭和19年)には、三島由紀夫が公会堂の横にある松の木のそばで徴兵検査を受けたことでも知られており[4][5]、この松は当時と変わらない枝ぶりで現存している[6]

1971年(昭和46年)から加古川市立図書館の本館として利用されて来たが、2006年平成18年)に平岡町の加古川総合文化センター図書館が新たに市立中央図書館となり、当館は加古川町地域の分館として中央図書館の配下に置かれる「主従逆転」の組織再編が行われた。2008年(平成20年)、兵庫県の景観形成重要建造物に指定。

建築概要

保存・移転問題

玄関まわり(旧・加古川町公会堂)

加古川町公会堂と同時期に近隣で建てられた加古川町役場や加古川第一尋常高等小学校(現・加古川市立加古川小学校)などの近代建築はいずれも後年に取り壊されて現存していないため、その稀少性が評価されており2015年(平成27年)には日本建築学会近畿支部が加古川市に対し「戦前に建てられた歴史的・文化的価値の高い施設」として保存を要望している[3]

しかし、加古川市では旧公会堂が築80年以上を経過し耐震強度不足や雨漏りが問題となっているのに加え[3][7]、市内の公共施設再配置計画策定と時期が重なったことを理由として耐震補強工事の実施には否定的な姿勢を採っている[4]

2020年令和2年)になり、図書館機能については2021年(令和3年)秋を目処に加古川駅前のヤマトヤシキ加古川店が入居するカピル21ビル6階へ移転する方針が示された[4]。旧公会堂については当面の間、書庫として利用するものの保存に関しては「解体も選択肢だが、(保存に)強い思いを持っている人がいることも分かっている。慎重に話し合いたい」としつつも白紙状態とされている[4]

交通アクセス

出典

外部リンク

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