上野誠

上野 誠(うえの まこと、1960年 - )は、日本の日本文学者万葉学者)、民俗学者。奈良大学文学部国文学教授

人物

福岡県甘木市(現・朝倉市)に生まれ、福岡市で育つ[1]万葉集挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究の対象とし、主な手法研究は歌から飛鳥奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読みを深めるという方法で著名。論文と著書については、「上野誠の万葉エッセイ」に網羅されている。

数多くの講演や万葉ウォークイベントを行う。そのほか、NHKのラジオ、テレビで万葉集を講義している。

MBSラジオ番組での「上野誠の万葉歌ごよみ」を放送中である。飛鳥周遊リレーウォーク・毎日カルチャースペシャル ラジオウォークには毎年講師として参加している。「平城京遷都1300年記念イベント」の中心メンバーでもあった。

経歴

  • 1979年 福岡大学附属大濠高等学校卒業
  • 1984年 國學院大學文学部文学科卒業
  • 1990年 國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学
  • 1992年 奈良大学文学部国文学科専任講師
  • 1996年 同助教授
  • 1998年『古代日本の文芸空間―万葉挽歌と葬送儀礼』により文学博士
  • 2001年 奈良県立万葉文化館万葉古代学研究所副所長
  • 2004年 奈良大学文学部教授
  • 2014年 国際日本文化研究センター客員教授も兼任する。東アジア古代学会副会長。

受賞歴

著書

  • 『古代日本の文芸空間 万葉挽歌と葬送儀礼』雄山閣出版 1997
  • 『風呂で読む万葉挽歌』世界思想社 1998
  • 『万葉びとの生活空間 歌・庭園・くらし』塙書房〈はなわ新書〉2000
  • 『芸能伝承の民俗誌的研究 カタとココロを伝えるくふう』世界思想社 2001
  • 『万葉にみる男の裏切り・女の嫉妬』日本放送出版協会〈生活人新書〉2002
  • 『みんなの万葉集 響きあう「こころ」と「ことば」』PHP研究所 2002 /『はじめて楽しむ万葉集』角川ソフィア文庫 2012
  • 『万葉体感紀行 飛鳥・藤原・平城の三都物語』小学館 2004 
  • 『おもしろ古典教室』ちくまプリマー新書 2006
  • 『万葉びととの対話 シリーズこころをよむ』 日本放送出版協会 2007 /『万葉集の心を読む』角川ソフィア文庫 2013
  • 『大和三山の古代』 講談社現代新書 2008  
  • 『魂の古代学-問いつづける折口信夫新潮選書 2008 /『折口信夫 魂の古代学』 角川ソフィア文庫(改訂版) 2014
  • 『万葉びとの奈良』新潮選書 2010 
  • 『万葉挽歌のこころ 夢と死の古代学』角川選書 2012
  • 『天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険』講談社 2012 / 講談社文庫 2015
  • 『書淫日記-万葉と現代をつないで』ミネルヴァ書房 2013
  • 遣唐使 阿倍仲麻呂の夢』角川選書 2013
  • 『万葉びとの宴』講談社現代新書 2014
  • 『日本人にとって聖なるものとは何か 神と自然の古代学』 中公新書 2015
  • 『古典不要論への反撃!? 書評劇場』笠間書院 2015
  • 『さりげなく思いやりが伝わる大和言葉』幻冬舎 2015
  • 『筑紫万葉 恋ひごころ』西日本新聞社 2017
  • 『万葉集から古代を読みとく』筑摩書房〈ちくま新書〉 2017
  • 『美しい日本語が話せる書ける 万葉ことば』幻冬舎 2017
  • 折口信夫的思考 越境する民俗学者』青土社 2018
  • 『万葉文化論』ミネルヴァ書房 2018
  • 『「令和」の心がわかる万葉集のことば』幻冬舎 2019
  • 『体感訳 万葉集』NHK出版 2019
  • 『入門 万葉集』ちくまプリマー新書 2019
  • 『万葉学者、墓をしまい母を送る』講談社現代新書 2020
  • 『万葉集講義 最古の歌集の素顔』中公新書 2020

舞台

  • 100年会館「万葉オペラ・ラボ公演」より (全て会場は、なら100年会館
    • 第1回万葉朗読劇「山上憶良と遣唐使~好去好来のうた」(原作・台本)2011年10月8日、9日 中ホール
    • 第2回万葉オペラ『魔笛』翻案「猿沢ノ池不思議ノ横笛ーモーツァルト先生に捧ぐ」(翻案・台本・セリフ監修)2013年2月10日、11日 中ホール
    • 第3回万葉オペラ『風の森、風の饗宴』(原作・脚本)2014年2月22日、23日 中ホール
    • 第4回万葉オペラ『魔笛』翻案「猿沢ノ池不思議ノ横笛―モーツァルト先生に捧ぐ」(翻案・台本・セリフ監修) 2015年1月11日、12日 大ホール
    • 第5回万葉オペラ 万葉オペラ・ラボ スペシャルコンサート「遣唐使物語への道」(原作・脚本)2016年1月10日 中ホール
    • 第6回万葉オペラ「遣唐使物語―名も無き民へのオマージュ―」(原作・脚本)2016年10月1日、2日 大ホール
    • 第7回万葉オペラ ガラ・コンサート「続・遣唐使物語~学びて時にこれを習う~」(脚本)2017年9月30日 大ホール
    • なら100年会館開館20周年記念事業 第8回万葉オペラ・ラボ公演「遣唐使 阿倍仲麻呂の夢―東アジアを駆け抜けた風の男―」(脚本)2019年2月11日 中ホール

共著

  • 1997年 泊瀬川の祭りと伝承 (桜井満共編) おうふう
  • 2003年 万葉民俗学を学ぶ人のために (大石泰夫共編) 世界思想社
  • 2005年 小さな恋の万葉集 (佐藤秀明写真) 小学館
  • 2012年 心ときめく万葉の恋歌 (書:中嶋玉華) 二玄社
  • 2016年 万葉手帳(牧野貞之写真) 東京書籍
  • 2016年 日本の古代を読む 文春学藝ライブラリー(文庫、編・解説)

CD

  • 2002年8月 万葉うた紀行 -古代の都-  N.M.G

出演番組

  • NHKラジオ 古典講読「万葉集-魂の宿る言葉-」
  • 地元の人が教える!2泊3日の旅(第16話「サスペンスの女王が行く!奈良・万葉の道」、旅チャンネル

交遊録

役職

脚注

  1. “人生あおによし”. 朝日新聞奈良版. (2013年1月20日). "生まれは福岡県の甘木市で、現在の朝倉市です。育ったのは、福岡市の高宮というところで"

関連項目

外部リンク

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