ラザホージウム

ラザホージウム: rutherfordium [ˌrʌðərˈfɔrdiəm])は原子番号104の元素元素記号Rf超ウラン元素超アクチノイド元素である。

ローレンシウム ラザホージウム ドブニウム
Hf

Rf

Upq
104Rf
外見
不明
一般特性
名称, 記号, 番号 ラザホージウム, Rf, 104
分類 遷移金属
, 周期, ブロック 4, 7, d
原子量 [261.11]
電子配置 [Rn] 5f14 6d2 7s2(推定)[1]
電子殻 2, 8, 18, 32, 32, 10, 2(推定)(画像)
物理特性
固体
密度室温付近) 23(概算値)[1] g/cm3
融点 2400(概算値)[1] K, 2100 °C
沸点 5800(概算値)[1] K, 5500 °C
原子特性
酸化数 +4(推定)[1]
イオン化エネルギー 1st: 490(概算値)[1] kJ/mol
共有結合半径 157 pm
その他
CAS登録番号 53850-36-5
主な同位体
詳細はラザホージウムの同位体を参照
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
261Rf syn 70 s[2] α (> 80%) 8.28 257No
ε (< 15%) 261Lw
SF (< 10%)
263Rf syn 15 min[2] SF (< 100%)
α (~30%) 7.90 ? 259No
265Rf syn 2.5 min[3] SF
266Rf syn 10 h ?[2] SF/α ?
267Rf syn 1.3 h[2] SF (< 100%)
ε 267Lw
268Rf syn 6 h ?[2] SF/α ?
半減期5 s以上の同位体のみ記載

名称

以前、ソ連においてはイーゴリ・クルチャトフにちなみ クルチャトビウム: Курчатовий)、Ku と呼ばれていた[4]

長らく元素名が決められず、系統名ウンニルクアジウム: Unnilquadium, Unq)と呼ばれていたが、1997年IUPACがラザホージウムを正式名称として承認した[5]。ニュージーランド生まれ、英国の物理学者アーネスト・ラザフォードの名に由来する。決定当初の日本語名にはラザフォルジウムラザフォージウム等いくつかの表記揺れがあった。

歴史

1969年カリフォルニア大学バークレー校アメリカ合衆国)でアルバート・ギオルソらが、カリホルニウム249炭素12炭素13を当てて、ラザホージウム257ラザホージウム259を作った(他に1964年ソ連ドゥブナ合同原子核研究所が発見したとの報告例あり)。

特徴

安定核種は存在しない。化学的性質はジルコニウムハフニウムに類似していることが分かっている。フッ素とは反応しにくい。

同位体に関しては、ラザホージウムの同位体を参照。

2017年理化学研究所仁科加速器研究センターによりラザホージウム261の合成及び固液抽出実験が行われ、陰イオンの塩化物錯体を生成するなど、ジルコニウム、ハフニウムに類似した化学的性質が改めて確認された[6]

出典

  1. Chemical Data. Rutherfordium - Rf, Royal Chemical Society
  2. Sonzogni, Alejandro. Interactive Chart of Nuclides”. National Nuclear Data Center: Brookhaven National Laboratory. 2008年6月6日閲覧。
  3. Ellison, P.; Gregorich, K.; Berryman, J.; Bleuel, D.; Clark, R.; Dragojević, I.; Dvorak, J.; Fallon, P. et al. (2010). “New Superheavy Element Isotopes: 242Pu(48Ca,5n)285114”. Physical Review Letters 105. doi:10.1103/PhysRevLett.105.182701.
  4. Курчатовий ソビエト大百科事典
  5. 桜井弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、416~417頁。ISBN 4-06-257192-7。
  6. 新たな溶液化学実験手法で超重元素ラザホージウムの化学平衡を観測、academist Journal、2017年2月27日、2020年8月11日閲覧

関連項目

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