ヘタシリン

ヘタシリン(Hetacillin)は、アミノペニシリン系のβ-ラクタム系抗生物質である。プロドラッグであり、これ自体は抗生物質活性は持たないが[1]、体内で直ちにアセトンを切り離し、様々な細菌に対する活性を有するアンピシリンを形成する[2]

ヘタシリン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Hetacin
Drugs.com Veterinary Use
法的規制
投与方法 乳腺注射
識別
CAS番号
3511-16-8 
ATCコード J01CA18 (WHO)
PubChem CID: 193260
DrugBank DB00739 
ChemSpider 167708 
UNII TN4JSC48CV 
KEGG D01074  
ChEMBL CHEMBL1201116 
化学的データ
化学式C19H23N3O4S
分子量389.469 g/mol

投与

ヘタシリンは、経口投与することができる[2]。また、カリウム塩は筋肉注射及び静脈注射で投与することができる。Hetacinの商標名で、獣医学での乳腺注射用に販売されている[3]

腸管内で切断されてホルムアルデヒドを生成することがあり、アンピシリンに対する優位性がほとんどないことが示されてからは、ヒト向けの用途では販売されていない。

化学

ヘタシリンは、アンピシリンとアセトンから作られる。水溶液中では不安定であり、37℃、pH7では15から30分の半減期でアセトンを再び遊離して分解する[1][4]

アンピシリンとは異なり、ヘタシリンは、少なくともin vitroでは、細菌の酵素であるβ-ラクタマーゼによる分解をほとんど受けない[4]

出典

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