ノーベル生理学・医学賞

ノーベル生理学・医学賞(ノーベルせいりがく・いがくしょう、スウェーデン語: Nobelpriset i fysiologi eller medicin)は、ノーベル賞6部門のうちの一つ。「生理学および医学の分野で最も重要な発見を行った」人物に与えられる。選考はカロリンスカ研究所ノーベル委員会が行う。

ノーベル生理学・医学賞
受賞対象生理学医学
会場ストックホルム
 スウェーデン
授与者カロリンスカ研究所
初回1901年
最新回2020年
最新受賞者ハーベイ・オルター
マイケル・ホートン
チャールズ・ライス
公式サイトhttps://www.nobelprize.org/

ノーベル生理学・医学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には膝の上に本を広げつつ、病気の少女のために岩から流れる水を汲んでいる医者の姿がデザインされている[1]

歴代受賞者

1900年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1901年 エミール・アドルフ・フォン・ベーリング
Emil Adolf von Behring
ドイツ帝国 血清療法の研究[2]、特にジフテリアに対するものによって、医学の新しい分野を切り開き、生理学者の手に疾病や死に勝利しうる手段を提供したこと。
1902年 ロナルド・ロス
Ronald Ross
イギリス マラリアの研究によってその感染経路を示し[3]、疾病やそれに対抗する手段に関する研究の基礎を築いたこと
1903年 ニールス・フィンセン
Niels Ryberg Finsen
 デンマーク 疾病の治療法への寄与、特に尋常性狼瘡への光線治療法によって、医学の新しい領域を開拓したこと
1904年 イワン・パブロフ
Ivan Petrovich Pavlov
ロシア帝国 消化生理の研究により、その性質に関する知見を転換し拡張したこと[4]
1905年 ロベルト・コッホ
Robert Koch
ドイツ帝国 結核に関する研究と発見[5]
1906年 カミッロ・ゴルジ
Camillo Golgi
イタリア王国 神経系の構造研究[6]
サンティアゴ・ラモン・イ・カハール
Santiago Ramón y Cajal
スペイン王国
1907年 シャルル・ルイ・アルフォンス・ラヴラン
Charles Louis Alphonse Laveran
フランス共和国 疾病発生における原虫類の役割に関する研究[7]
1908年 イリヤ・メチニコフ
Ilya Ilyich Mechnikov
ロシア帝国 免疫の研究[8]
パウル・エールリヒ
Paul Ehrlich
ドイツ帝国
1909年 エーミール・コッハー
Emil Theodor Kocher
スイス 甲状腺の生理学、病理学および外科学的研究[9]

1910年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1910年 アルブレヒト・コッセル
Albrecht Kossel
ドイツ帝国 核酸物質[10] を含む、タンパク質に関する研究による細胞化学の知見への寄与
1911年 アルヴァル・グルストランド
Allvar Gullstrand
 スウェーデン 屈折機能に関する研究
1912年 アレクシス・カレル
Alexis Carrel
フランス共和国 血管縫合および臓器の移植に関する研究[11]
1913年 シャルル・ロベール・リシェ
Charles Robert Richet
フランス共和国 アナフィラキシーの研究[12]
1914年 ローベルト・バーラーニ
Róbert Bárány
オーストリア=ハンガリー帝国 内耳系の生理学および病理学に関する研究[13]
1915年 受賞者なし
1916年
1917年
1918年
1919年 ジュール・ボルデ
Jules Bordet
ベルギー 免疫に関する諸発見[14]

1920年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1920年 アウグスト・クローグ
Schack August Steenberg Krogh
 デンマーク 毛細血管運動に関する調整機構の発見
1921年 受賞者なし
1922年 アーチボルド・ヒル
Archibald Vivian Hill
イギリス 筋肉中の生成に関する発見
オットー・マイヤーホフ
Otto Fritz Meyerhof
ドイツ国 筋肉における乳酸生成と酸素消費の固定的関連の発見
1923年 フレデリック・バンティング
Frederick Grant Banting
カナダ インスリンの発見
ジョン・ジェームズ・リチャード・マクラウド
John James Rickard Macleod
イギリス
1924年 ウィレム・アイントホーフェン
Willem Einthoven
オランダ 心電図の機構の発見
1925年 受賞者なし
1926年 ヨハネス・フィビゲル
Johannes Andreas Grib Fibiger
 デンマーク 寄生虫発がん説に関する研究
1927年 ユリウス・ワーグナー=ヤウレック
Julius Wagner-Jauregg
オーストリア 麻痺性痴呆に対するマラリア接種の治療効果の発見
1928年 シャルル・ジュール・アンリ・ニコル
Charles Jules Henri Nicolle
フランス共和国 チフスに関する研究
1929年 クリスティアーン・エイクマン
Christiaan Eijkman
オランダ 神経炎ビタミン[15] の発見
フレデリック・ホプキンズ
Frederick Gowland Hopkins
イギリス 成長促進ビタミン[16] の発見

1930年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1930年 カール・ラントシュタイナー
Karl Landsteiner
オーストリア ヒト血液型の発見
1931年 オットー・ワールブルク
Otto Heinrich Warburg
ドイツ国 呼吸酵素の特性および作用機構の発見
1932年 チャールズ・シェリントン
Charles Scott Sherrington
イギリス 神経細胞の機能に関する発見
エドガー・エイドリアン
Edgar Douglas Adrian
イギリス
1933年 トーマス・ハント・モーガン
Thomas Hunt Morgan
アメリカ合衆国 遺伝における染色体の役割に関する発見
1934年 ジョージ・H・ウィップル
George Hoyt Whipple
アメリカ合衆国 貧血に対する肝臓療法に関する発見
ジョージ・リチャーズ・マイノット
George Richards Minot
アメリカ合衆国
ウィリアム・P・マーフィ
William Parry Murphy
アメリカ合衆国
1935年 ハンス・シュペーマン
Hans Spemann
ドイツ国 胚発生における誘導作用の発見
1936年 ヘンリー・ハレット・デール
Henry Hallett Dale
イギリス 神経刺激の化学的伝達に関する発見
オットー・レーヴィ
Otto Loewi
アメリカ合衆国
ドイツ オーストリア出身)
1937年 アルベルト・セント=ジェルジ
Albert Szent-Györgyi de Nagyrápolt
ハンガリー王国 生物学的燃焼過程、特にビタミンCおよびフマル酸触媒作用に関する発見
1938年 コルネイユ・ハイマンス
Corneille Jean François Heymans
ベルギー 呼吸調節における静脈洞大動脈機構の役割の発見
1939年 ゲルハルト・ドーマク
Gerhard Domagk
ドイツ国 プロントジルの抗菌効果の発見

1940年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1940年 受賞者なし
1941年
1942年
1943年 カール・ピーター・ヘンリク・ダム
Henrik Carl Peter Dam
 デンマーク ビタミンKの発見
エドワード・アダルバート・ドイジー
Edward Adelbert Doisy
アメリカ合衆国 ビタミンKの化学的性質の発見
1944年 ジョセフ・アーランガー
Joseph Erlanger
アメリカ合衆国 個々の神経繊維の高度に分化された機能に関する諸発見
ハーバート・ガッサー
Herbert Spencer Gasser
アメリカ合衆国
1945年 アレクサンダー・フレミング
Alexander Fleming
イギリス ペニシリンの発見、および種々の伝染病に対するその治療効果の発見
エルンスト・ボリス・チェーン
Ernst Boris Chain
イギリス
ハワード・フローリー
Howard Walter Florey
オーストラリア
1946年 ハーマン・J・マラー
Hermann Joseph Muller
アメリカ合衆国 X線照射による突然変異体発生の発見
1947年 カール・コリ
Carl Ferdinand Cori
アメリカ合衆国
チェコスロバキア出身)
グリコーゲン触媒的分解経路の発見
ゲルティー・コリ
Gerty Theresa Cori
アメリカ合衆国
チェコスロバキア出身)
バーナード・ウッセイ
Bernardo Alberto Houssay
アルゼンチン 脳下垂体前葉ホルモンの糖代謝における役割の発見
1948年 パウル・ヘルマン・ミュラー
Paul Hermann Müller
スイス 多数の節足動物に対するDDTの接触毒としての強力な作用の発見
1949年 ヴァルター・ルドルフ・ヘス
Walter Rudolf Hess
スイス 内臓の活動を統合する間脳の機能組織の発見
アントニオ・エガス・モニス
António Egas Moniz
ポルトガル ある種の精神病に対する前額部大脳神経切断の治癒的価値の発見

1950年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1950年 エドワード・カルビン・ケンダル
Edward Calvin Kendall
アメリカ合衆国 諸種の副腎皮質ホルモンの発見およびその構造と生物学的作用の発見
タデウシュ・ライヒスタイン
Tadeusz Reichstein
スイス
ポーランド出身)
フィリップ・ショウォルター・ヘンチ
Philip Showalter Hench
アメリカ合衆国
1951年 マックス・タイラー
Max Theiler
南アフリカ連邦 黄熱およびその治療法に関する発見
1952年 セルマン・ワクスマン
Selman Waksman
アメリカ合衆国
 ウクライナ出身)
結核に有効な初の抗生物質であるストレプトマイシンの発見
1953年 ハンス・クレブス
Hans Adolf Krebs
イギリス
ドイツ出身)
クエン酸回路の発見
フリッツ・アルベルト・リップマン
Fritz Albert Lipmann
アメリカ合衆国
ドイツ出身)
コエンザイムAおよびその中間代謝における重要性の発見
1954年 ジョン・フランクリン・エンダース
John Franklin Enders
アメリカ合衆国 種々の組織培地におけるポリオウイルスの生育能の発見
トーマス・ハックル・ウェーラー
Thomas Huckle Weller
アメリカ合衆国
フレデリック・チャップマン・ロビンス
Frederick Chapman Robbins
アメリカ合衆国
1955年 ヒューゴ・テオレル
Hugo Theorell
 スウェーデン 酸化酵素の性質および作用機序の発見
1956年 アンドレ・フレデリック・クルナン
André Frédéric Cournand
アメリカ合衆国 心臓カテーテル法、および循環器系に生ずる病理学上の変化に関する発見
ディキソン・W・リチャーズ
Dickinson W. Richards
アメリカ合衆国
ヴェルナー・フォルスマン
Werner Forssmann
西ドイツ
1957年 ダニエル・ボベット
Daniel Bovet
イタリア
スイス出身)
ある種の体内物質の作用を阻害する合成化合物、特に血管系および骨格筋に関するものの発見
1958年 ジョージ・ウェルズ・ビードル
George Wells Beadle
アメリカ合衆国 遺伝子が厳密に化学過程の調節によって働くことの発見
エドワード・ローリー・タータム
Edward Lawrie Tatum
アメリカ合衆国
ジョシュア・レダーバーグ
Joshua Lederberg
アメリカ合衆国 遺伝子組換えおよび細菌の遺伝物質に関する発見
1959年 セベロ・オチョア
Severo Ochoa de Albornoz
アメリカ合衆国
スペイン出身)
リボ核酸およびデオキシリボ核酸生合成機構の発見
アーサー・コーンバーグ
Arthur Kornberg
アメリカ合衆国

1960年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1960年 フランク・マクファーレン・バーネット
Frank Macfarlane Burnet
オーストラリア 後天的免疫寛容の発見
ピーター・メダワー
Peter Medawar
イギリス
ブラジル出身)
1961年 ゲオルク・フォン・ベーケーシ
Georg von Békésy
アメリカ合衆国
ハンガリー王国出身)
内耳蝸牛における刺激の物理的機構の発見
1962年 ジェームズ・ワトソン
James Dewey Watson
アメリカ合衆国 核酸の分子構造および生体の情報伝達におけるその重要性の発見
フランシス・クリック
Francis Harry Compton Crick
イギリス
モーリス・ウィルキンス
Maurice Hugh Frederick Wilkins
イギリス
 ニュージーランド
1963年 ジョン・カリュー・エクレス
John Carew Eccles
オーストラリア 神経細胞膜の末梢および中枢部における興奮と抑制に関するイオン機構の発見
アラン・ロイド・ホジキン
Alan Lloyd Hodgkin
イギリス
アンドリュー・フィールディング・ハクスリー
Andrew Huxley
イギリス
1964年 コンラート・ブロッホ
Konrad Emil Bloch
アメリカ合衆国
ドイツ出身)
コレステロールおよび脂肪酸代謝の機構と調節に関する発見
フェオドル・リュネン
Feodor Felix Konrad Lynen
西ドイツ
1965年 フランソワ・ジャコブ
François Jacob
フランス 酵素およびウイルス合成の遺伝的制御に関する発見
アンドレ・ルウォフ
André Michel Lwoff
フランス
ジャック・モノー
Jacques Monod
フランス
1966年 ペイトン・ラウス
Francis Peyton Rous
アメリカ合衆国 腫瘍ウイルスの発見
チャールズ・ブレントン・ハギンズ
Charles Brenton Huggins
アメリカ合衆国
カナダ出身)
前立腺がんホルモン療法に関する発見
1967年 ラグナー・グラニト
Ragnar Granit
 スウェーデン
 フィンランド出身)
視覚の化学的、生理学的基礎過程に関する発見
ハルダン・ケファー・ハートライン
Haldan Keffer Hartline
アメリカ合衆国
ジョージ・ワルド
George Wald
アメリカ合衆国
1968年 ロバート・W・ホリー
Robert W. Holley
アメリカ合衆国 遺伝暗号とそのタンパク質合成における機能の解明
ハー・ゴビンド・コラナ
Har Gobind Khorana
アメリカ合衆国
イギリス領インド帝国出身)
マーシャル・ニーレンバーグ
Marshall Warren Nirenberg
アメリカ合衆国
1969年 マックス・デルブリュック
Max Delbrück
アメリカ合衆国
ドイツ出身)
ウイルスの複製機構と遺伝的構造に関する発見
アルフレッド・ハーシー
Alfred Hershey
アメリカ合衆国
サルバドール・エドワード・ルリア
Salvador Luria
アメリカ合衆国
イタリア出身)

1970年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1970年 ベルンハルト・カッツ
Bernard Katz
イギリス
ドイツ出身)
神経末梢部における液性伝達物質、およびその貯蔵、解離、不活化の機構に関する発見
ウルフ・スファンテ・フォン・オイラー
Ulf von Euler
 スウェーデン
ジュリアス・アクセルロッド
Julius Axelrod
アメリカ合衆国
1971年 エール・サザランド
Earl Wilbur Sutherland Jr.
アメリカ合衆国 ホルモンの作用機作に関する発見
1972年 ジェラルド・モーリス・エデルマン
Gerald Edelman
アメリカ合衆国 抗体の化学構造に関する発見
ロドニー・ロバート・ポーター
Rodney Robert Porter
イギリス
1973年 コンラート・ローレンツ
Konrad Lorenz
 オーストリア 個体的および社会的行動様式の組織化と誘発に関する発見
カール・フォン・フリッシュ
Karl von Frisch
ドイツ
 オーストリア出身)
ニコ・ティンバーゲン
Nikolaas Tinbergen
イギリス
オランダ出身)
1974年 アルベルト・クラウデ
Albert Claude
ベルギー 細胞の構造的機能的組織に関する発見
クリスチャン・ド・デューブ
Christian de Duve
ベルギー
イギリス出身)
ジョージ・エミール・パラーデ
George Emil Palade
アメリカ合衆国
 ルーマニア出身)
1975年 レナート・ドゥルベッコ
Renato Dulbecco
アメリカ合衆国
イタリア出身)
腫瘍ウイルスと細胞内の遺伝物質との相互作用に関する発見
ハワード・マーティン・テミン
Howard Martin Temin
アメリカ合衆国
デビッド・ボルティモア
David Baltimore
アメリカ合衆国
1976年 バルチ・ブランバーグ
Baruch Samuel Blumberg
アメリカ合衆国 感染症の起源および伝播の新たな機構に関する発見
ダニエル・カールトン・ガジュセック
Daniel Carleton Gajdusek
アメリカ合衆国
1977年 ロジェ・ギルマン
Roger Guillemin
アメリカ合衆国
フランス出身)
ペプチドホルモン産生に関する発見
アンドリュー・シャリー
Andrew Schally
アメリカ合衆国
ポーランド出身)
ロサリン・ヤロー
Rosalyn Sussman Yalow
アメリカ合衆国 ペプチドホルモンのラジオイムノアッセイ法の開発
1978年 ダニエル・ネーサンズ
Daniel Nathans
アメリカ合衆国 制限酵素の発見と分子遺伝学への応用
ハミルトン・スミス
Hamilton O. Smith
アメリカ合衆国
ヴェルナー・アーバー
Werner Arber
スイス
1979年 ゴッドフリー・ハウンズフィールド
Godfrey Hounsfield
イギリス コンピュータ断層撮影の開発
アラン・コーマック
Allan McLeod Cormack
アメリカ合衆国
南アフリカ共和国出身)

1980年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1980年 バルフ・ベナセラフ
Baruj Benacerraf
アメリカ合衆国 細胞表面において免疫反応を調節する、遺伝的に決定された構造に関する発見
ジャン・ドーセ
Jean Dausset
フランス
ジョージ・スネル
George Davis Snell
アメリカ合衆国
1981年 ロジャー・スペリー
Roger Wolcott Sperry
アメリカ合衆国 大脳半球の機能分化に関する発見
デイヴィッド・ヒューベル
David H. Hubel
アメリカ合衆国
カナダ出身)
視覚系における情報処理に関する発見
トルステン・ウィーセル
Torsten Wiesel
 スウェーデン
1982年 スネ・ベリストローム
Sune Bergström
 スウェーデン プロスタグランジンおよびそれに関わる生物学的活性物質の発見
ベンクト・サミュエルソン
Bengt I. Samuelsson
 スウェーデン
ジョン・ベーン
John Robert Vane
イギリス
1983年 バーバラ・マクリントック
Barbara McClintock
アメリカ合衆国 可動遺伝因子の発見
1984年 ニールス・イェルネ
Niels Kaj Jerne
 デンマーク
イギリス出身)
免疫系の発達と制御における選択性に関する諸理論、およびモノクローナル抗体の作成原理の発見
ジョルジュ・J・F・ケーラー
Georges J. F. Köhler
ドイツ
セーサル・ミルスタイン
César Milstein
アルゼンチン
イギリス
1985年 マイケル・ブラウン
Michael Stuart Brown
アメリカ合衆国 コレステロール代謝の調節に関する発見
ヨセフ・ゴールドスタイン
Joseph L. Goldstein
アメリカ合衆国
1986年 リータ・レーヴィ=モンタルチーニ
Rita Levi-Montalcini
イタリア
アメリカ合衆国
成長因子の発見
スタンリー・コーエン
Stanley Cohen
アメリカ合衆国
1987年 利根川進
Susumu Tonegawa
日本 抗体の多様性に関する遺伝的原理の発見
1988年 ジェームス・ブラック
James W. Black
イギリス 薬物療法における重要な原理の発見
ガートルード・エリオン
Gertrude B. Elion
アメリカ合衆国
ジョージ・ヒッチングス
George H. Hitchings
アメリカ合衆国
1989年 J・マイケル・ビショップ
J. Michael Bishop
アメリカ合衆国 レトロウイルスがん遺伝子が細胞起源であることの発見
ハロルド・ヴァーマス
Harold E. Varmus
アメリカ合衆国

1990年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
1990年 ヨセフ・マレー
Joseph E. Murray
アメリカ合衆国 ヒトの疾患治療における臓器および細胞移植に関する発見
エドワード・ドナル・トーマス
E. Donnall Thomas
アメリカ合衆国
1991年 エルヴィン・ネーアー
Erwin Neher
ドイツ 細胞における単独のイオンチャネルの機能に関する発見
ベルト・ザクマン
Bert Sakmann
ドイツ
1992年 エドモンド・フィッシャー
Edmond H. Fischer
スイス
アメリカ合衆国
生体制御機構としての可逆的タンパク質リン酸化の発見
エドヴィン・クレープス
Edwin G. Krebs
アメリカ合衆国
1993年 リチャード・ロバーツ
Richard J. Roberts
イギリス 分断された遺伝子の発見
フィリップ・シャープ
Phillip Allen Sharp
アメリカ合衆国
1994年 アルフレッド・ギルマン
Alfred G. Gilman
アメリカ合衆国 Gタンパク質およびそれらの細胞内情報伝達における役割の発見
マーティン・ロッドベル
Martin Rodbell
アメリカ合衆国
1995年 エドワード・ルイス
Edward B. Lewis
アメリカ合衆国 初期胚発生における遺伝的制御に関する発見
クリスティアーネ・ニュスライン=フォルハルト
Christiane Nüsslein-Volhard
ドイツ
エリック・ヴィーシャウス
Eric F. Wieschaus
アメリカ合衆国
1996年 ピーター・ドハーティー
Peter C. Doherty
オーストラリア 細胞性免疫防御の特異性に関する研究
ロルフ・ツィンカーナーゲル
Rolf M. Zinkernagel
スイス
1997年 スタンリー・B・プルシナー
Stanley B. Prusiner
アメリカ合衆国 プリオン - 感染症の新たな生物学的原理 - の発見
1998年 ロバート・ファーチゴット
Robert F. Furchgott
アメリカ合衆国 循環器系における情報伝達物質としての一酸化窒素に関する発見
ルイ・イグナロ
Louis J. Ignarro
アメリカ合衆国
フェリド・ムラド
Ferid Murad
アメリカ合衆国
1999年 ギュンター・ブローベル
Günter Blobel
アメリカ合衆国 タンパク質が細胞内での輸送と局在化を司る信号を内在していることの発見

2000年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
2000年 アービド・カールソン
Arvid Carlsson
 スウェーデン 神経系における情報伝達に関する発見
ポール・グリーンガード
Paul Greengard
アメリカ合衆国
エリック・カンデル
Eric R. Kandel
アメリカ合衆国
2001年 リーランド・ハートウェル
Leland H. Hartwell
アメリカ合衆国 細胞周期における主要な制御因子の発見
ティム・ハント
Tim Hunt
イギリス
ポール・ナース
Paul M. Nurse
イギリス
2002年 シドニー・ブレナー
Sydney Brenner
イギリス 器官発生とプログラム細胞死の遺伝制御に関する発見
ロバート・ホロビッツ
H. Robert Horvitz
アメリカ合衆国
ジョン・サルストン
John E. Sulston
イギリス
2003年 ポール・ラウターバー
Paul Lauterbur
アメリカ合衆国 核磁気共鳴画像法に関する発見
ピーター・マンスフィールド
Peter Mansfield
イギリス
2004年 リチャード・アクセル
Richard Axel
アメリカ合衆国 嗅覚受容体および嗅覚系組織の発見
リンダ・バック
Linda B. Buck
アメリカ合衆国
2005年 バリー・マーシャル
Barry Marshall
オーストラリア ヘリコバクター・ピロリおよびその胃炎胃潰瘍における役割の発見
ロビン・ウォレン
Robin Warren
オーストラリア
2006年 アンドリュー・ファイアー
Andrew Fire
アメリカ合衆国 RNA干渉-二重鎖RNAによる遺伝子サイレンシング-の発見
クレイグ・メロー
Craig Mello
アメリカ合衆国
2007年 マリオ・カペッキ
Mario Capecchi
アメリカ合衆国 胚性幹細胞を用いての、マウスへの特異的な遺伝子改変の導入のための諸発見
マーティン・エヴァンズ
Martin Evans
イギリス
オリヴァー・スミティーズ
Oliver Smithies
アメリカ合衆国
2008年 ハラルド・ツア・ハウゼン
Harald zur Hausen
ドイツ 子宮頸癌を引き起こすヒトパピローマウイルスの発見
フランソワーズ・バレ=シヌシ
Françoise Barré-Sinoussi
フランス ヒト免疫不全ウイルスの発見
リュック・モンタニエ
Luc Montagnier
フランス
2009年 エリザベス・H・ブラックバーン
Elizabeth H. Blackburn
アメリカ合衆国
オーストラリア
テロメアテロメラーゼ酵素染色体を保護する機序の発見
キャロル・W・グライダー
Carol W. Greider
アメリカ合衆国
ジャック・W・ショスタク
Jack W. Szostak
アメリカ合衆国
イギリス出身)

2010年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
2010年 ロバート・G・エドワーズ
Robert G. Edwards
イギリス 体外受精技術の開発
2011年 ブルース・ボイトラー
Bruce Beutler
アメリカ合衆国 自然免疫の活性化に関する発見
ジュール・ホフマン
Jules A. Hoffmann
フランス
ルクセンブルク出身)
ラルフ・スタインマン
Ralph M. Steinman
カナダ 樹状細胞と、獲得免疫におけるその役割の発見
2012年 ジョン・ガードン
John Gurdon
イギリス 成熟した細胞に対してリプログラミングにより多能性(分化万能性)を持たせられることの発見[17]
山中伸弥
Shinya Yamanaka
日本
2013年 ランディ・シェクマン
Randy Schekman
アメリカ合衆国 細胞内で生成されたタンパク質細胞核などの目的の場所まで運ぶ仕組み(小胞輸送)の解明[18]
ジェームズ・ロスマン
James Rothman
アメリカ合衆国
トーマス・スードフ
Thomas C. Südhof
アメリカ合衆国
ドイツ出身)
2014年 ジョン・オキーフ
John O'Keefe
アメリカ合衆国
イギリス
脳内の空間認知システムを構成する細胞の発見
マイブリット・モーセル
May-Britt Moser
 ノルウェー
エドバルド・モーセル
Edvard I. Moser
 ノルウェー
2015年 ウィリアム・C・キャンベル
William C. Campbell
アイルランド
アメリカ合衆国
線虫寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見[19]
大村智
Satoshi Ōmura
日本
屠呦呦
Tu Youyou
 中国 マラリアに対する新たな治療法に関する発見[19]
2016年 大隅良典
Yoshinori Ohsumi
日本 オートファジーの仕組みの解明[20]
2017年 ジェフリー・ホール
Jeffrey C. Hall
アメリカ合衆国 概日リズムを制御する分子メカニズムの発見[21]
マイケル・ロスバッシュ
Michael Rosbash
アメリカ合衆国
マイケル・ヤング
Michael W. Young
アメリカ合衆国
2018年 ジェームズ・P・アリソン
James P. Allison
アメリカ合衆国 免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用
本庶佑
Tasuku Honjo
日本
2019年 ウィリアム・ケリン
William Kaelin Jr.
アメリカ合衆国 細胞による酸素量の感知とその適応機序の解明
ピーター・ラトクリフ
Peter J. Ratcliffe
イギリス
グレッグ・セメンザ
Gregg L. Semenza
アメリカ合衆国

2020年代

年度 受賞者名 国籍 受賞理由
2020年 ハーベイ・オルター
Harvey J. Alter
アメリカ合衆国 C型肝炎ウイルスの発見
マイケル・ホートン
Michael Houghton
イギリス
チャールズ・ライス
Charles M. Rice
アメリカ合衆国


脚注

  1. ノーベル賞のメダル”. アワードプレス. 2017年10月4日閲覧。
  2. 血清療法はベーリングと北里柴三郎により開発された。
  3. マラリア原虫ハマダラカの体内にいることを実証した。
  4. 唾液腺の研究から派生したのがパブロフの犬の実験であり、受賞講演でもパブロフは消化腺の話題より条件反射の話題を取り上げている。
  5. 結核菌を発見し、その病原性を実証した。
  6. カハールが神経のニューロン説を提唱し、ゴルジが開発したゴルジ染色の手法によりそれが実証された。
  7. マラリア原虫を発見した。
  8. メチニコフは白血球食作用を提唱、エールリヒは抗原抗体反応側鎖説を提唱した。
  9. 甲状腺腫瘍について研究を行い、最初の全切除に成功している。
  10. 核酸塩基であるアデニンシトシングアニンチミンウラシルの単離に成功している。
  11. 血管吻合の術法を開発し、イヌ腎移植についての研究を行った。
  12. アナフィラキシー・ショックを発見している。
  13. 三半規管めまいの研究を行っている。
  14. 補体結合反応を発見した。
  15. 後にビタミンB1として知られる。
  16. 後にビタミンAとして知られる。
  17. The 2012 Nobel Prize in Physiology or Medicine - Press Release, Nobelprize.org, (2012-10-08), http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2012/press.html
  18. 米3教授にノーベル医学生理学賞 細胞内の物質輸送 産経新聞 2013年10月7日閲覧
  19. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2015”. Nobel Foundation. 2015年10月5日閲覧。
  20. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2016 (English). Nobel Foundation. 2016年10月3日閲覧。
  21. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2017、2017年10月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

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