トラセミド

トラセミド はスルフォニル尿素-ピリジン系のループ利尿薬のひとつ。心不全腎不全に伴う浮腫に対して適応を持つ。 日本では高血圧には適応はない。日本での商品名は ルプラック(田辺三菱製薬製造販売、従来大正富山医薬品発売から2020年現在は富士フイルム富山化学株式会社発売)。

トラセミド
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 ルプラック、Demadex, Diuver, Examide
胎児危険度分類
  • US: C
    法的規制
    投与方法 経口
    薬物動態データ
    生物学的利用能80-90%
    血漿タンパク結合>99%
    代謝肝代謝 (80%)
    半減期3.5時間; 肝硬変: 7-8 時間
    識別
    CAS番号
    56211-40-6
    ATCコード C03CA04 (WHO)
    PubChem CID: 41781
    DrugBank APRD00217
    KEGG D00382
    化学的データ
    化学式C16H20N4O3S
    分子量348.421 g/mol

    他のループ利尿薬と比べ、長時間作用を示す。抗アルドステロン作用を併せ持つ[1]ためカリウム保持性があり、フロセミドと比べて低カリウム血症を起こしにくいとされている。トラセミドは、その抗アルドステロン作用のため、頻度不明で女性化乳房の副作用が添付文書に記載されている。

    心不全に対して、フロセミドに比べて良い結果が報告されている[2][3][4]

    適応

    • 心性浮腫
    • 腎性浮腫
    • 肝性浮腫

    種類

    • 錠剤4mg, 8mg

    外部リンク

    脚注

    1. 内田 武ほか:基礎と臨床,28(8),2267(1994)
    2. “Diuretics: a review and update”. J. Cardiovasc. Pharmacol. Ther. 19: 5–13. (2014). doi:10.1177/1074248413497257. PMID 24243991.
    3. “A reappraisal of loop diuretic choice in heart failure patients”. Am. Heart J. 169: 323–33. (2015). doi:10.1016/j.ahj.2014.12.009. PMC: 4346710. PMID 25728721. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4346710/.
    4. “Torsemide Versus Furosemide in Patients With Acute Heart Failure (from the ASCEND-HF Trial)”. Am. J. Cardiol. 117: 404–11. (2016). doi:10.1016/j.amjcard.2015.10.059. PMID 26704029.
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