デヴィッド・タン

デヴィッド・タンSir David Tang Wing-cheung KBE、鄧永鏘、1954年8月2日 - 2017年8月29日[1])は、香港の実業家・慈善家。ファッション・インテリアのブランド上海灘(シャンハイ・タン)や、香港・北京シンガポール中国会(チャイナ・クラブ)zh)の創立者。実業家・慈善家の鄧志昂の曾孫で、鄧肇堅の孫。

デヴィッド・タン(2014年)

経歴

デヴィッド・タンは、幼年期に香港のラ・サール小学校 (zh)で教育を受けた後、英国に留学、ロンドン大学キングス・カレッジ・ロンドン論理学を専攻して哲学の学士号を、その後ケンブリッジ大学法律学修士号を取得した。1983年から翌年にかけて北京大学イギリス文学と哲学を教授している。

若い頃に賭博が原因で2度の破産を経験している。1991年、中環の中国銀行の旧社屋(zh)に中国会を開設、また同年にキューバ葉巻「Cohiba」の代理権を取得。1994年、中環のペダー・ビルディング(zh)に上海灘を開店。2005年9月にはロンドンのドーチェスター・ホテル内に「China Tang(唐人館)」という名で中国料理店を出している。

英国王室メンバーや英米の政界・財界の要人との交流が深く、その交友関係は英国の元首相マーガレット・サッチャージョン・メージャー、最後の香港総督クリストファー・パッテンダイアナ妃アンドルー王子と彼の前妻セーラ・ファーガソン、米国の元大統領ビル・クリントンから、英国の俳優マイケル・ケイン夫妻や作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー、俳優ヒュー・グラントまで幅広い。また、キューバの駐香港名誉領事を務めていることから、キューバ政府上層部とも親しい。

2005年3月10日、BBCが上海で製作するテレビ討論番組「問與答」にゲスト出演した。2006年7月には『An Apple a Week』を出版、中国銀行の旧社屋において出版記念パーティーを行っている。同書では前総督パッテン卿が序言を書いている。

デヴィッド・タンは、英国より大英帝国勲章OBEを受けているが、2008年の新年叙勲でさらに大英帝国勲章KBEを受けたことにより勲爵士となった。


役職

デヴィッド・タンは、香港がん基金の創設者・理事長、香港ダウン症協会の理事長などの役職を務めたり、香港青年芸術祭に協賛するなど慈善活動に広く関わっている。


家族

デヴィッド・タンは複数回の結婚を経験している。1994年に張淑儀と離婚。張淑儀との間には一男一女がある。2003年に現夫人のルーシー(Lucy Wastnage)と英国で結婚。この結婚式には元副首相のヘゼルタイン卿(en)を含む英国の政財界人が多く出席した。

香港島の半山区に住み、その他にも新界西貢区に別荘を持つ。音楽、芸術、文学、シガーなど趣味は幅広い。また、香港紙「蘋果日報 (香港)」に平易な英語を用いたコラムを書いている。


参考

脚注

  1. 「シャンハイタン」創設者、デービッド・タン氏死去 63歳”. AFPBB NEWS (2017年8月30日). 2017年9月4日閲覧。

外部リンク

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