ショーン・タン

ショーン・タンShaun Tan1974年 - )は、オーストラリアイラストレイター絵本作家映像作家。『レッドツリー』『アライバル』など大人向けの絵本作品で知られる。

ショーン・タン
Shaun Tan
2007年の世界幻想文学大賞にて
誕生 1974年
オーストラリア フリーマントル
職業 イラストレーター絵本作家映像作家
国籍 オーストラリア
ジャンル ファンタジー児童文学
代表作 The Lost Thing(1999年)・The Red Tree(2001年)・The Arrival(2006年)
主な受賞歴  多数
ウィキポータル 文学

西オーストラリア州フリーマントルに出生。パース北部の郊外で育つ。西オーストラリア大学で美術と英文学を修める[1]。マウント・ローリーのスタジオにて数年間フリーランサーとして活動したのち、2007年よりビクトリア州メルボルンを拠点に活動。マレーシアから西オーストラリアに移住した父の経歴が作風に影響を与えている。2008年、文章をいっさい入れずに描かれた作品(グラフィック・ノベル)『アライバル』にてアングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞受賞。そのほか世界幻想文学大賞アーティスト部門、ヒューゴー賞プロ・アーティスト部門、ディトマー賞最優秀芸術部門、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など多数の受賞がある。

タンの作品は「オーストラリア特有[2]」と評される。「平凡かつ異常、見慣れているのになじみがなく、特定の場所でありながら普遍的、安心と同時に恐ろしく、親密なのに距離があり、ストリートチルドレンでありスプレッツァトゥーラである。美辞麗句はなく、誇張もない。そのもの以外の何物でもない[2]」。

主な作品

単著

  • The Lost Thing1999年  日本語版『ロスト・シング』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2012年。 - 2010年に短編アニメーションとして映像化。アカデミー短編アニメ賞受賞
  • The Red Tree2001年 日本語版『レッドツリー』 早見優訳、今人舎、2011年。
  • The Arrival2006年 日本語版『アライバル』河出書房新社、2011年。 - グラフィック・ノベル。あとがきの翻訳は小林美幸
  • Tales from Outer Suburbia2008年 日本語版『遠い町から来た話』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2011年。 - 短編集
    • 「水牛」
    • 「エリック」
    • 「壊れたおもちゃ」
    • 「遠くに降る雨」
    • 「底を流れるもの」
    • 「お祖父さんのお話」
    • 「他にはない国」
    • 「棒人間たち」
    • 「名前のない祝日」
    • 「記憶喪失装置」
    • 「備えあれば」
    • 「葬送」
    • 「ペットを手作りしてみよう」
    • 「ぼくらの探検旅行」
    • 「カメ救出作戦の夜」
  • Eric2010年 日本語版『エリック』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2012年。
  • Bird King and Other Sketches2011年 日本語版『鳥の王さま - ショーン・タンのスケッチブック』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2012年。
  • Sketches from a Nameless Land: The Art of The Arrival2012年 日本語版『見知らぬ国のスケッチ - アライバルの世界』 小林美幸訳、河出書房新社、2014年。 - 『アライバル』のスケッチ集
  • Rules of Summer2013年 日本語版『夏のルール』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2014年。
  • Cicada2018年 日本語版『セミ』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2019年。
  • Tales from the Inner City2018年 日本語版『内なる町から来た話』 岸本佐知子訳、河出書房新社、2020年。

絵本(絵)

  • The Rabbits1998年 日本語版『ウサギ』 ジョン・マーズデン著、ショーン・タン絵、岸本佐知子訳、河出書房新社、2021年。

図録

  • 『ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ』 求龍堂、2019年。 - ちひろ美術館開催の展覧会の図録

出典・参考文献

  • ショーン・タン 『アライバル』 河出書房新社、2011年(あとがき)
  • ショーン・タン『鳥の王さま - ショーン・タンのスケッチブック』河出書房新社、2012年8月30日、初版。ISBN 9784309273426。

脚注

  1. 鳥の王様 2012カバー折り返し
  2. The view from outside (英語). The Sydney Morning Herald (2013年9月13日). 2020年10月10日閲覧。

外部リンク

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