アルサス反応

アルサス反応 (Arthus reaction) とは、III型アレルギーの一種である。ニコラス・モーリス・アルサスにより発見された。

免疫された動物の皮内あるいは皮下に同じ抗原を接種すると、血管周囲に抗原抗体複合体が形成され、補体の活性化、肥満細胞からのヒスタミンの放出、ケミカルメディエーターの放出により、好中球の浸潤、免疫複合体の活性化が起こり、浮腫出血がみられ、最終的には壊死を起こす。局所の反応にとどまる点において、同じIII型アレルギーでも全身性の症状をきたす血清病とは異なっている。

ヒトのアルサス反応による疾患として、農夫肺に代表される過敏性肺臓炎(hypersensitive pneumonitis、外因性アレルギー性肺胞炎 extrinsic allergic alveolitisともいう)やアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(allergic bronchopulmonary aspergillosis ABPA)、関節リウマチなどがある。

参考文献

  • 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • Roitt I, Essential immunology, 9th ed., Oxford:Blackwell Science LTD, 1997, pp341-346 ISBN 0865427291
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