アニメカラー

アニメカラーAnime Color)は、アニメ絵の風格のセル画を彩色仕上に使うビニール系の水性塗料[1]

アニメカラーと呼ばれる不透明な水性塗料は、酢酸ビニール樹脂と水溶性アクリル絵の具を混ぜて作ったセル画専用の塗料(アクリル系の水彩絵の具を使うこともある)で、濃度が高い場合は水で希釈して使用でき、乾くと耐水性になる。絵の具は大瓶や小瓶に詰められて流通している。酢酸ビニール樹脂を添加することで、絵の具は甘い香りを発した。絵の具の色番号を色指定し、絵の具番号の入ったチャートに従ってセルロイドアセテートフィルム[2]と呼ばれる透明の薄いシートの裏から塗り込められた。また、アニメーションの背景画はアートカラー社やニッカー絵具の不透明水彩絵具・ポスターカラーを大量に使い、アニメーションの手描き美術・背景を塗りつける。特殊効果はエアブラシで希釈したアニメカラーやポスターカラーなどを吹きつける。

かつては、「スタック(STAC:Saito Tele Animation Color)」と「太陽色彩」という2種類のメーカーで生産されるようになり、アニメ制作会社の使用量が多い場合自社内で製造されることもあり、必要な場合はオリジナル色も作れる。現在は東映動画アニメーション用絵具とアニメックスカラーの2種類が存在するがアニメックスカラーのみ販売中。アメリカではカートゥーンカラー社(Cartoon Colour Company)からCel-Vinyl(Vinyl Acrylic Copolymer)という製品で販売された。

現在、アニメ制作のほとんどの場合、セル画は使用せず、その工程はCGに承継されている。

脚注

  1. 豊橋技術科学大学オープンキャンパス2011,2012年2月3日閲覧。
  2. 酢酸セルロースでつくったフィルム。

関連項目

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.