アイスホッケー世界選手権

アイスホッケー世界選手権(IIHF World Championships)は、アイスホッケーの実質上世界一決定戦の大会で、毎年開催される。

アイスホッケー世界選手権
今シーズン・大会:
2019年アイスホッケー世界選手権
競技アイスホッケー
創立1930
参加チームトップディビジョン (16)
ディビジョンI (12)
ディビジョンII (12)
ディビジョンIII (6)
前回優勝 フィンランド
(3回目)
最多優勝 ロシア (24回)
公式サイトIIHF.com

歴史

大会の前身はアイスホッケー欧州選手権で、1910年から始まった。1968年までは冬季オリンピック世界選手権を兼ねて行われていた。

戦前はカナダが8回の優勝を成し遂げた(このときシニアのアマチュアチームとして代表を送られていた)。1940年から46年まで第二次世界大戦のため中止となる。

カナダチームは戦後もトップの座に君臨し続けたが、ソ連が大会に加わった1954年から、選手権はますます競争的になり、そしてチェコスロバキアスウェーデンも技術レベルを向上させ、優勝争いに加わるようになった。

アマチュアの地位のままだった最高レベルのヨーロッパ人選手が世界選手権に参加できていた間、NHLの選手は長年にわたり出場を禁止されていた。大多数のNHL選手がカナダの国民であったため、カナダの選手に対する差別的措置とみなされた。

ヨーロッパチームの台頭によって、カナダ・アマチュアホッケー連盟(CAHA)は、もはやアマチュア選手のみではヨーロッパ諸国と対等に戦うことができないと考え、プロ選手の参加を求めた。1969年の国際アイスホッケー連盟総会で1970年世界選手権におけるNHLに所属していないプロ選手9名の参加を認める決議を採択し、また1970年世界選手権のカナダ開催を決定した。しかしプロ選手参加の決定は1970年1月に覆された。IOCはオリンピックの場でプロとアマチュアが一緒に競うことに反対の見解を表明した。この決定に反発したカナダは世界選手権大会の開催を辞退し(かわりにスウェーデンで開催)、また1972年大会および1976年冬季オリンピックに参加しなかった。

近年の世界選手権ではフィンランドチェコカナダロシアなどが優勝している。

大会の方式

大会は4つのディビジョンに分かれ、頂点であるトップディビジョン(世界一決定戦)、ディビジョンI、ディビジョンII、ディビジョンIIIに分かれている。

なお、ディビジョンI、ディビジョンIIはそれぞれA, Bのグループに分かれており、同じディビジョンでもグループAの方がグループBよりも上位のグループであるため、実質的には6部に分かれているといえる。[1]

トップディビジョンの1次リーグは16カ国を2組に分け最下位のチームがディビジョンIグループAに降格、上位4チームが決勝トーナメントに進出、世界一を決める。代わりにディビジョンIグループA(2部相当)の上位2カ国が昇格する。

歴代メダル獲得国

オリンピックを兼ねた大会についてはオリンピックのアイスホッケー競技を参照。

1930 カナダ ドイツ スイス
1931 カナダ アメリカ合衆国  オーストリア
1933 アメリカ合衆国 カナダ チェコスロバキア
1934 カナダ アメリカ合衆国 ドイツ
1935 カナダ スイス イギリス
1937 カナダ イギリス スイス
1938 カナダ イギリス チェコスロバキア
1939 カナダ アメリカ合衆国 スイス
1940年-1946年の間第二次世界大戦のため中断
1947 チェコスロバキア  スウェーデン  オーストリア
1949 チェコスロバキア カナダ アメリカ合衆国
1950 カナダ アメリカ合衆国 スイス
1951 カナダ  スウェーデン スイス
1953  スウェーデン 西ドイツ スイス
1954 ソビエト連邦 カナダ  スウェーデン
1955 カナダ ソビエト連邦 チェコスロバキア
1957  スウェーデン ソビエト連邦 チェコスロバキア
1958 カナダ ソビエト連邦  スウェーデン
1959 カナダ ソビエト連邦 チェコスロバキア
1961 カナダ チェコスロバキア ソビエト連邦
1962  スウェーデン カナダ アメリカ合衆国
1963 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1965 ソビエト連邦 チェコスロバキア  スウェーデン
1966 ソビエト連邦 チェコスロバキア カナダ
1967 ソビエト連邦  スウェーデン カナダ
1969 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1970 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1971 ソビエト連邦 チェコスロバキア  スウェーデン
1972 チェコスロバキア ソビエト連邦  スウェーデン
1973 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1974 ソビエト連邦 チェコスロバキア  スウェーデン
1975 ソビエト連邦 チェコスロバキア  スウェーデン
1976 チェコスロバキア ソビエト連邦  スウェーデン
1977 チェコスロバキア  スウェーデン ソビエト連邦
1978 ソビエト連邦 チェコスロバキア カナダ
1979 ソビエト連邦 チェコスロバキア  スウェーデン
1981 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1982 ソビエト連邦 チェコスロバキア カナダ
1983 ソビエト連邦 チェコスロバキア カナダ
1985 チェコスロバキア カナダ ソビエト連邦
1986 ソビエト連邦  スウェーデン カナダ
1987  スウェーデン ソビエト連邦 チェコスロバキア
1989 ソビエト連邦 カナダ チェコスロバキア
1990 ソビエト連邦  スウェーデン チェコスロバキア
1991  スウェーデン カナダ ソビエト連邦
1992  スウェーデン  フィンランド チェコスロバキア
1993 ロシア  スウェーデン  チェコ
1994 カナダ  フィンランド  スウェーデン
1995  フィンランド  スウェーデン カナダ
1996  チェコ カナダ アメリカ合衆国
1997 カナダ  スウェーデン  チェコ
1998  スウェーデン  フィンランド  チェコ
1999  チェコ  フィンランド  スウェーデン
2000  チェコ スロバキア  フィンランド
2001  チェコ  フィンランド  スウェーデン
2002 スロバキア ロシア  スウェーデン
2003 カナダ  スウェーデン スロバキア
2004 カナダ  スウェーデン アメリカ合衆国
2005  チェコ カナダ ロシア
2006  スウェーデン  チェコ  フィンランド
2007 カナダ  フィンランド ロシア
2008 ロシア カナダ  フィンランド
2009 ロシア カナダ  スウェーデン
2010  チェコ ロシア  スウェーデン
2011  フィンランド  スウェーデン  チェコ
2012 ロシア スロバキア  チェコ
2013  スウェーデン スイス アメリカ合衆国
2014 ロシア  フィンランド  スウェーデン
2015  カナダ  ロシア  アメリカ合衆国
2016  カナダ  フィンランド  ロシア
2017  スウェーデン  カナダ  ロシア
2018  スウェーデン  スイス  アメリカ合衆国
2019  フィンランド  カナダ  ロシア
2020新型コロナ大流行のため中止

国別メダル獲得数

以下の表には、上記の表の世界選手権の他、世界選手権を兼ねて行われたオリンピックのメダル獲得数を含まない。

 ロシア
 ソビエト連邦
 
5
19
24
3
7
10
4
4
8
12
34
42
 カナダ 20 12 07 39
 チェコ
 チェコスロバキア
 
6
6
12
1
10
11
5
14
19
12
34
42
 スウェーデン 011 17 16 44
 アメリカ合衆国 01 04 07 12
 フィンランド 02 08 03 13
 イギリス 00 02 01 03
 スロバキア 01 02 01 04
 スイス 00 03 06 09
 ドイツ
 西ドイツ
 
0
0
0
1
1
2
2
0
2
3
1
4
 オーストリア 00 00 02 02

脚注

  1. 2011年までは、グループAとグループBは同格とされており、それぞれのグループの最上位が上位のディビジョンに昇格、同じく最下位が下位のディビジョンに降格した。

外部リンク

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