Π

Π, π(パイ、ピー、古代ギリシア語: πεῖ ペーギリシア語: πι 、英: pi)はギリシア文字の第16番目の文字。/p/音を表す。数価は80。

ギリシア文字
Ααアルファ Ννニュー
Ββベータ Ξξクシー
Γγガンマ Οοオミクロン
Δδデルタ Ππパイ
Εεエプシロン Ρρロー
Ζζゼータ Σσςシグマ
Ηηイータ Ττタウ
Θθシータ Υυウプシロン
Ιιイオタ Φφファイ
Κκカッパ Χχカイ
Λλラムダ Ψψプシー
Μμミュー Ωωオメガ
使われなくなった文字

()
ディガンマ サン
ヘータ ショー
ギリシアの数字
スティグマ
()
サンピ

()
コッパ

ラテン文字Pキリル文字П はこの文字に由来する。

音価

通常 [p] 音を表す。また現代ギリシア語で μπ の組み合わせは /b/ (語頭において)または /mb/ (その他の場所において)を表す。

起源

フェニキア文字 𐤐 (ペー)に由来する。

文字名称も古くはセム語名に由来するペーだったが、紀元前4世紀末ごろに[eː]から[iː]への変化が起きたためにπῖ(ピー)と呼ばれるようになった[1]

記号としての用法

なお、直径を表す記号⌀( )(まる)の代用記号で一般に「パイ」と呼称されている記号には Φ が用いられているため、混用に注意する必要がある(「パイ」は「ファイ」の転)。

異字体

π の異字体 (TeX では \varpi) は、以下のような値を表す記号として使われる。

符号位置

大文字UnicodeJIS X 0213文字参照小文字UnicodeJIS X 0213文字参照備考
Π U+03A0 1-6-16 Π
Π
Π
π U+03C0 1-6-48 π
π
π
記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
ϖU+03D6-ϖ
ϖ
ϖ
GREEK PI SYMBOL
U+220F-∑
∏
∏
(数学記号)

脚注

注釈

  1. ただし、これは明らかな根拠がない話であり、適切に表現すれば定まらないというのが正しい、という主張も見られる[6]

出典

  1. Allen (1987) p.170
  2. 日本数学会 2007, pp. 94–95.
  3. Boeing, Niels (14 March 2016). “Die Welt ist Pi” (ドイツ語). Zeit Online. http://www.zeit.de/zeit-wissen/2016/02/pi-tag-mathematik-pi-kreiszahl.
  4. 世界大百科事典 第2版『円周率』 - コトバンク。2016年6月19日閲覧。
  5. Simon Singh The Simpsons and Their Mathematical Secrets
  6. πの文字使用について”. 円周率.jp. 2016年6月18日閲覧。

参考文献

  • W. Sidney Allen (1987) [1968]. Vox Graeca (3rd ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521335558

関連項目

  • ギリシア小文字はUnicodeCJK部首補助 (CJK Radicals Supplement) の「」(U+2E8E)に酷似する場合がある。
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